GSⅠ・Ⅱ特別プロジェクト「出前授業」実施報告

[ 2019年3月14日 更新 ]

  【初等部出前授業】
   日時:2019年2月12日(火)
   場所:関西学院初等部にて
   対象者:関西学院初等部6年生3クラスの児童
   主催:GLP2年生 [グローバル・スタディ(GS)Ⅱ] 出前授業企画担当グループ


  【中学部出前授業】
   日時:2019年2月15日(金)放課後
   場所:関西学院高等部特別教室棟にて
   対象者:関西学院中学部 1年生有志35名
   主催:GLP1年生 [グローバル・スタディ(GS)Ⅰ] 出前授業企画担当グループ
 

GSⅠ・Ⅱ特別プロジェクト「出前授業」を実施しました

 2月中旬、グローバル・スタディ(GS)授業の特別プロジェクトとして、GLP1・2年生による「出前授業」を実施しました。本校SGHの柱となる「高大連携による実践的課題解決能力の育成」になぞらえ、小学校から大学院までを擁する総合私立学校としての特性を活かし、高校が小中学校と繋がることで、高校生にとってさらなる教育的効果を得ることを目的として、今回の「出前授業」を立案企画いたしました。

初等部出前授業(企画・実施:GLP2年生11名)

出前授業1

 2月12日(火)関西学院初等部において、6年生3クラスの「総合」の時間を活用し、GLP2年生11名が出前授業を実施しました。各グループの授業内容は、①様々な国の価値観についてのクイズ、②「文化」について・ブレインストーミングの重要性、③外国のあいさつ・世界に関するクイズなど、小学6年生という「相手を意識した」適材を選択し、導入から最終的に伝えたいメッセージまで、効果的な表現を考慮しながら進められました。またこのプログラムでは、授業の受け手である小学生への発問や対話型の形式を取り入れたり、PowerPointの視覚効果を利用したりと、GLP生の学習の深化が見受けられたことも大きな成果です。GS授業などで学習した内容を、高等部生自身が表現法や実践的な技能とともに能動的に理解を深められたことは大変意義のあることです。各グループとも最初は緊張していましたが、なかには初等部出身のGLP生もいることで場にも慣れ親しみ、次第に自然な姿勢で授業をリードすることができました。

出前授業2

初等部出前授業の様子

中学部出前授業(企画・実施:GSⅠ企画担当グループと有志生徒)

出前授業3

 2月15日(金)関西学院高等部の特別教室棟において、中学1年生を対象にGLP1年生が出前授業を実施しました。「大阪万博を100倍楽しむ方法」と題した授業は、2025年の大阪万博のテーマに関わるSDGsを切り口にした内容で進められました。まず入室した中学生に、「今起きている国際問題」を教室設置のホワイトボードに自由に書いてもらうところからスタートしました。次に授業の導入として、SDGsの内容を対話形式で紹介しました。続いて3~4人のグループに分かれてSDGsのテーマを独自のアイデアでイラスト化する、ワークショップ形式にて授業が進められました。ワークショップの後には各グループのイラストを発表し、再び全体会を開いて皆の意見を共有しました。試行錯誤のなか様々な形式を取り入れた出前授業ですが、中学生の目線に立って伝えること、中学生が考える余地を残しながら彼ら独自の思考やイメージの広がりを意識すること、導入~最期のまとめまで中学生との対話を中心に進行したこと、各グループには高等部生がファシリテータとしてサポートしたことなど、事前準備や普段のGS授業で自らが体験したことが反映された実りのあるものばかりでした。参加した中学生は、リードする高等部生の姿に、比較的身近でイメージしやすい3年後の自分の姿を垣間見たようで、今後の学習へのモチベーションにも大いに繋がったことでしょう。SDGsをはじめとする国際的な問題は、課題解決が容易ではないことを念頭に置きつつも、中学生に学ぶ意欲を持ってもらいたい、というメッセージが強く伝わる授業でした。

 今回の「出前授業」企画は、小中高大の一貫教育校だからこそ実現しやすく、小学生や中学生にとって将来のビジョンを提示でき、さらに授業を担う高校生にとっては知識や理解の深化、情報伝達や表現のスキル、学びに向けた自信の獲得など、その学習効果も十分に期待できる取り組みのように感じました。

出前授業4

出前授業5

出前授業6

中学部出前授業の様子 上:導入「大阪万博を100倍楽しむ方法」 中:ワークショップ 下:発表・振り返り・まとめ