GGPグローバルセミナー<松谷基和氏> 『福島から世界へ ~その旅路を導く杖~』

[ 2017年12月22日 更新 ]

12月13日(水)GGPグローバルセミナーを開催しました

   日時:2017年12月13日(水)10:00~11:00 高中部礼拝堂にて

   目標:高校生としてグローバルな視点を持ち、問題意識を高める

   対象:GGP/GLP 全校生徒

 12月13日(木)東北学院大学教養学部准教授の松谷基和氏をお招きし、「福島から世界へ ~その旅路を導く杖~」というテーマで全校生徒を対象にGGPグローバルセミナーを開催しました。幼少期から海外とは馴染み深かったというご自身の経験やキリスト教との関わりについて、また小・中学生の頃は「方言」に関心を抱き、スピーチコンテストで「福島弁」について英語で発表し入賞したことなど、高校生にも共感できるエピソードを交えながらお話しくださいました。

 国際的なご家庭に育ち、積極的にスポーツや多言語の学習、関心のある学問などに取り組んでこられた反面、当時抱いた孤立感や反発心からか国内ではなくとりわけ海外に目を向ける傾向にあり、学生時代は進路や将来など先行きを懸念することはあまりなかったそうです。企業就職や海外大学への留学を経て、帰国後は国内の大学でアジア研究に従事すると決心した矢先に、東日本大震災による原発事故が起きました。事故災害に伴う福島県民の被害に関し、世界に生活困難を訴えかける配信動画を見て一念発起し、震災後は頻繁に福島を訪問したそうです。核や原子力といった技術を生み出したのが人間の仕業であり、だからこそ我々が今の世の中の問題を考えるべきだ、今こそ日本に貢献したい、と話されました。

 「『グローバル』とはこの世界を相対化する視点を持つことであり、『ローカル』とは自分の『生』を与えられた場所に対して真摯に向き合うこと。若い皆さんにも時々立ち止まってじっくり考えてほしい。」と、生徒たちが自分自身のこと、またこれからの日本や世界のことに目を向けるきっかけを与えられた、大変有意義な講演でした。

<生徒の感想>

●「松谷さんの講演を聞いて、今の生活に無駄なことなんて一つもないし、たとえ失敗したとしても、それも人生の上では大切な経験になることを学んだ。今までしてきたことが何らかの形で将来の自分に関わってくるのだろうと改めて思った。」

●「“Think Globally, Act Locally.” 『主を畏れることは知恵の初め。無知なものは知恵をも諭しをも侮る。』という2つの言葉がとても印象的でした。やはり実際に行動することが大切で、また知恵がないと必要とされる行動も行えないということも納得できました。グローバルにもローカルにも行動できる人になりたいと思いました。」

●「“Think Globally, Act Locally.”-『グローバル』という言葉が一人歩きして、本当の意味がなかなか理解されないこの世の中で、『グローバルに生きる』とはどういうことなのかを考えさせられる言葉でした。世を相対化し、様々な違いや価値観を受け入れる、またそのように考える。その上で、自分が生を与えられた土地にも注目し人間的な側面にも配慮しつつ行動することが、これからの世の中には求められるのだと思います。」