GGPグローバルセミナー<PHD協会>

[  2017年2月9日   更新  ]

GGPグローバルセミナー<PHD協会>

1月27日(金)、PHD協会より事務局長の坂西卓郎氏とネパール出身の研修生 スリザナ・シャハ・タクリさんをお招きし、1・2年生の全生徒を対象にGGPグローバルセミナーを開催しました。
PHD協会とはpeace, human, developmentの頭文字をとって名付けられ、主に国際協力活動を行っている団体です。今回の講演では、坂西氏よりPHD協会の概要とその活動報告について、また他国の現状やスリザナさんの故郷であるネパールで発生した大地震後の様子も踏まえてお話しいただきました。2015 年4 月に起きたネパール地震では、全体の人口の30%が被災し8670名の死者が出ましたが、それでも地震があった土曜日は休日だったため、被害は少なかったのだそうです。12470もの教室が全壊、もしも学校に通う日だったならばさらに多くの被害者が出ていただろう、と話されました。
後半は、6週間の日本語研修を受けたPHD協会研修生のスリザナさんにお話を伺いました。
スリザナさんは、ご家族のこと、高さ1800メートルの山上での生活、お父様が建ててくれた家が崩壊し、仮設住まいを余儀なくされ、2カ月間ずっとテントで過ごしたことなどを話してくださいました。現在も仮設住宅で暮らし生活状況はまだまだ厳しく、また村には簡易的な医療施設しかなく、病院までは歩いて2時間かかるといいます。病気やケガを負った人はもちろん、特に妊婦が病院に辿りつくまでに子どもが産まれてきてしまい、母子ともに亡くなってしまうケースも少なくありません。そこで、村の医療施設で村の人々の健康を守るために働きたい、日本に来て勉強したいと思い立ったそうです。スリザナさんは現在、保健衛生・保育について神戸市を中心に日本各地で研修に参加しています。ネパールではコミュニティをとても大切にしていることや、村のために活躍したくて今ここに居ることなど、ご自身やネパールについて詳しく語ってくださいました。
講演を聞いた生徒たちは、「スリザナさんが直面した現状を受け止めることは日本に住む僕には考えられない。テントに住んで、衛生環境が悪くなり、健康のことを考えてネパールのために生きていこうとする彼女を尊敬します。」「日本では男女とも教育を受けられるのは当たり前で、勉強する機会も多いから夢を持つことが出来ると思う。まずは自分自身がしっかりと勉強をし、このような環境を生かし、スリザナさんのような人の助けになりたい。」など、感想を述べました。

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