GGPグローバルセミナー<松隈潤氏>

[ 2016年11月9日 更新 ]

GGPグローバルセミナー<松隈潤氏>

                                                                

10月27日(木)東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授の松隈潤氏をお招きし、高等部3年生全員とGLP1・2年生を対象にGGPグローバルセミナーを開催しました。「エチオピアから東ティモールへ~置かれた場所で考えたこと」というテーマでご講演いただきました。自身の体験談を聞いた生徒たちが、今後の人生や進路決定の参考にしてもらえたら、という思いから、国連職員に憧れを抱いていた学生時代や互いの将来や夢を語り合ったご友人との思い出、これまでの職に就くきっかけとなったエピソードなどをお話しくださいました。

松隈氏は、1986年にNGO日本国際飢餓対策機構(Japan International Food for the Hungry)の職員としてエチオピアで人道支援や開発援助活動を行いました。集落での農業支援や、干ばつのため栄養失調になり危険な状況下にある子どもたちの日常生活をサポートすることもあったそうです。

また東ティモール独立後、2007年に内閣府国際平和協力本部より東ティモール選挙監視国際平和協力隊に任ぜられ、同年6月30日に実施された東ティモール国民議会選挙にあたり、国連からの要請を受けて展開した国際監視団の一員として従事されました。その後、他界した友人を偲ぶ学生時代の有志が集い、『特別寄稿集』を出版した際には、寄稿集の中で友人へ宛てた手紙として東ティモールでの体験を綴られました。

松隈氏は人生談において、「『迷う』ことは、良い心の状態である。迷っている最中は大変なのだが、迷いに迷った人生もありのままで良いと思えた。人は本来『迷う』ものであり、神は今あるがままの人間を愛される。今思い返すと聖書から学ぶことも多かった。」と振り返られました。

講演会に参加した生徒は、

「松隈先生のように、悲しいことがあったとしてもそれを自分のひとつの経験の糧とし、前を向いて進んでいくことが大切だと思いました。一生懸命に迷い、自分が信じる道を進むことで、次の自分に向き合えると思いました。」

「『支援が必要な国で必要とされる人材は、技術を持っている人(医者や技術者など)だが、現場を見てきた自分はサポーターとして活躍できるのではないかと考えた。』と松隈先生はおっしゃっていました。発想の転換がすごいな、と思ったと同時に、カンボジアを実際に見てきた私も、サポーターとして何かできることがあるんだな、と改めて考えさせられました。」

など、感想を述べました。