GGPグローバルセミナー<久木田純氏>

[ 2016年7月21日 更新 ]

GGPグローバルセミナー<久木田純氏>

                                         

7月8日(金)高等部の全校生徒を対象に、関西学院大学スーパーグローバルユニバーシティ招聘客員教授の久木田純氏をお招きし、「次世代グローバルリーダーへの人生デザイン」をテーマにGGPグローバルセミナーを開催しました。

講義の前半は、高校卒業後に感じた将来への不安、自己のアイデンティティの模索、100歳までの人生計画など、ご自身の生い立ちから現在に至るまで、また「国連職員の道」を決意された経緯などをお話しいただきました。世界では環境破壊、貧富の差、人権問題など地球規模の問題が山積みです。久木田氏は、「地球と私の未来を確保するために」それらの解決を目指して「自分の能力を最大限に高めて、世界を変える力をつける」こと、さらに「地球と人類にやさしく生きるためにどのようなキャリアを選択すればよいか」を考えた結果、あらゆる選択肢の中から国連職員の道を選んだそうです。

講義の後半は、国連職員としてユニセフで世界の子どもたちのために働いてきた体験談と人生デザインのポイントについてお話しいただきました。国連職員になって初めて派遣されたモルディブやナミビアでの活動、アウンサン・スーチー氏との会談、バングラデシュでの教育支援や、カザフスタンでの若者の自殺予防など、国連職員としての30年間を振り返られました。また、将来自分がどのように生きていくかを考えるときに大切なことは、自分のミッションをはっきりさせ計画を立てて実行すること、人生計画を立てることで①Empowerment(自己責任、効力感と心理的パワーがでる)②Resilience(ぶれない、折れない)③Serendipity(チャンスをつかむ、積極的に動く)④Integrity(裏表がなく、行動に一貫性がある)の4つの効用が得られること、これらを踏まえて人生デザインをしながら常に見直し修正すること、などをお話しくださいました。さらには国連職員に必要とされる素養や採用基準、求められる価値観について言及され、社会人として必要なコミュニケーション能力やチームワークといったコンピテンシー(能力)が求められる、とご指導いただきました。

国連職員としてグローバルに活躍してこられた久木田氏のご経験談やアドバイスを聞き、今後の課題研究や自らの生き方について生徒ひとりひとりが考える良い機会となりました。

GGPグローバルセミナー終了後、引き続きGLP生を対象としたGS(グローバル・スタディ)特別授業を実施し、テーマに沿った質疑応答の時間などを設けました。

0708GGPグローバルセミナー2

参加した生徒の感想:

「『私は誰?』『なぜここにいる?』という問いかけが最初にあり、いくつか考えさせられるものがあった。久木田先生が18歳の頃から人生計画を立てていることを聞いて、行動力と責任力がある方だと思った。現在、世界中にある貧困問題、子どもの問題など様々な問題が先生をつき動かしており、挫折してもくじけず、諦めず、また次の行動を起こしていく先生の生き様が素晴らしいと感じた。」

「地球市民として一人一人アイデンティティを持ち、地球全体のために問題解決に向けて活動してほしいという先生の言葉が心に残った。どういう人になりたいか、どう生きたいのかを、今の自分としっかりと向き合いながら考え、そして行動に移していかなければならいと思った。」