GLPセミナー(国語科・理科)

[ 2016年7月14日 更新 ]

1年生 <国語> 方波見彰先生 ~「能」とは何か~

7月6日(水)国語の方波見彰先生を講師として、GLP1年生を対象にGLPセミナーを実施しました。今回のセミナーは、能楽師である観世流の上田顕崇氏をお招きし、日本の伝統芸能である「能」を鑑賞し、日本文化に触れるとともにグローバルについて考えました。
まず方波見先生より、国外に出向いたときに感じる「アイデンティティー」と異文化理解についてご講話いただきました。「日本語と英語の語り口は全く違う。英語学習を進めていくと、英語からはかけ離れた部分で再発見することがたくさんある。ぜひ日本の文化を知り、『本当のグローバルとは何か』を考えてみよう。」とご指導いただきました。
ひきつづいて能楽師の上田氏より能楽についてご講義いただきました。セミナーの前半では、能装束の種類や、世阿弥の『風姿花伝』や「複式夢幻能」についてなど能楽の知識を学び、演目『東北(とうぼく)』を鑑賞しながら能の演出や思想についてもお話しいただきました。日本の古典芸能として知られている「能」と現在の「能」について、伝統を継承しながらも近代・現代的な演出や謡(うたい)も発展していることを学びました。
セミナーの後半は、演目『熊坂』を鑑賞しました。歴史上の人物や故人を真似ることから、能が江戸時代までは猿楽と呼ばれていたことや、囃子(はやし)や謡(うたい)について、演目上の特徴や見どころを学びました。そもそも「能」は単純にできており、筋立てはシンプルで登場人物がどのような「人となり」なのかを見てもらい感じてもらう演劇だということ、若い人にもぜひ日本の伝統芸能を身近に感じてもらいたい、とお話しいただきました。
普段あまり馴染みのない「能」についての講義でしたが、生徒は興味津々に話を聞いていました。
参加した生徒たちは、
「能を初めて見たことで興味がわきました。日本の伝統芸能の魅力を海外の人にも伝えられるように自分自身の教養を高めたいと思いました。」 
「今回の講義で歌舞伎と能の違いがよくわかった。次は生で能を見てみたくなった。」
と感想を述べました。

2・3年生 <理科> 石森圭一先生~「地球温暖化防止のために」~

 

7月6日(水)理科の石森圭一先生を講師として、GLP2・3年生を対象に「温暖化防止に向けて」というテーマでGLPセミナーを実施しました。地球温暖化がもたらす気温上昇や海面上昇による被害について、また1992年国連環境開発会議で調印された地球温暖化防止条約(二酸化炭素排出抑制のための条約)、1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)などについて学びました。
いまだ課題が山積みである地球温暖化問題ですが、現在では石油に代わるエネルギー源となる原子力エネルギー・太陽エネルギーの開発や、排出されたCO2の回収を産業化するなど、具体的対策もとられています。温暖化防止に向け「私たちのできること」として、「3つのR」【①Reuse(リユース。一度廃棄されたものをそのまま、あるいは洗浄や修理などして再利用すること)、②Recycle(リサイクル=再資源化。廃棄物に何らかの手を加えて再び原料や製品に変換すること)、③Reduce(リデュ―ス。廃棄されるゴミの減量・減容化)】について石森先生よりお話しいただきました。地球温暖化の原因と現状を理解し、環境問題が自分と無関係ではないことを再認識すること、さらには、これから起こりうる問題にもグローバルな視野を持ち考察することを学びました。
セミナーに参加した生徒たちは、
「3Rのことを改めて学び、この問題の解決には私たち一人一人の努力が必要だと学んだ。いくら国のトップのような人が京都議定書で削減目標を立ててもそれを実践するのは国民。私たちに出来ることは少し手間もかかるし、面倒だと思うかもしれないけれど、皆でやれば必ず大きな成果が出る。」
「今まで私たちがどれほどのビニール袋を無駄にしていたのか痛感させられた。捨てたらただのゴミになるけれど、「いりません」のたった一言でそれは未来への節約と省エネに繋がる。だからこそ小さくて、何もないような行動だとしても少しずつ行なっていきたい。」と感想を述べました。