海外研修(青年海外協力隊)参加者 松川 和生

[ 編集者:学校法人 関西学院       2018年2月28日 更新  ]
松川和生①

Q1.「海外研修」に行こうと思った理由は?

関西学院で働くうえで、より広い視野を持ちたいと思ったからです。また、国際協力や開発途上国支援に元々興味がありました。
いつか青年海外協力隊として海外に行ってみたいと思っていたものの、社会人になって月日も経ち、心のどこかで諦めていたタイミングでこの海外研修制度について知りました。
とはいえ、関西学院の職員として青年海外協力隊に参加することの意義と暫く職場を不在にする不安を考え迷ったりもしました。それでも職場の上司や同僚が背中を押してくれ、結果、今はとても良い機会をいただいたと本当に感謝しています。

Q2.海外研修でどのような活動をされていますか?

松川和生②

現在関西学院大学では、「国際社会貢献活動プログラム」として学生が海外で活動をするプログラムがあり、そこに参加する学生3名と一緒に青年海外協力隊の一員としてスリランカで活動をしています。滞在9ヶ月の間、公用語の1つであるシンハラ語で生活しながら毎日学校で現地の子どもたちに運動機会を提供しています。
現在のスリランカは運動不足やアンバランスな食生活に起因する肥満大国であり、糖尿病人口は25%以上にものぼる国家問題となっています。また、スリランカの体育授業は座学中心、部活は一部の選抜選手のためだけに機能しており、日本の体育のようにクラス全員が身体を動かすような機会はありません。スポーツが「好き」なだけでなく「得意」でないとスポーツをする環境を与えてもらえないのがスリランカの体育教育の現状です。それを少しでも解消すべく、体育や各競技を指導する協力隊員が各地に配置されています。
私たちの具体的な活動としては、朝の学校が始まる前に運動が好きな子どもたちを集めてサッカー・バドミントン・陸上をはじめとした各競技の練習をし、昼には各学校に出向いて運動機会を提供し、夕方は部活動に参加している生徒の指導を行っています。
またそれだけではなく、他に幼児教育や音楽を指導するために活動している協力隊員と一緒に、子どもたちや高齢者に向けて日本文化を紹介するイベントを開催したりもします。先日は関学の学生3名が主導となり、スリランカ各地の体育・サッカー指導に携わる協力隊員に協力してもらいながら、現地教員に運動機会を作るにはどうすれば良いかを考えてもらうワークショップを、子どもたちにはサッカー大会を開催しました。
スリランカに来たばかりの頃は慣れないシンハラ語で伝えたいことも全然伝えられずとても苦労しましたが、子どもたちの笑顔と温かいスリランカ人の優しさ、そして関学の学生3名や同じ国にいる協力隊員に助けられながら、充実した日々を送っています。

Q3.海外研修を活かして、関西学院で今後成し遂げたいことは?

海外研修を通じて学べたことは、大切なのは「伝えたい気持ち」と「相手を思いやること」だということです。それは日本であっても開発途上国であっても根底は変わらないと痛感させられました。そして私は今回それを、一緒に活動しているスリランカの人々や目の前でひた向きに努力し続ける関学生の姿から学びました。
関西学院で働いていくうえで、このような機会を得ることのできる学生を増やすこと以上に、海外や開発途上国に目を向けて視野を広げてみたいと興味を持つ学生を増やすことができればと思っています。

Q4.「関西学院」を目指す皆さんへメッセージ

松川和生③

関西学院には本当にたくさんの部署と仕事があります。そして今回私が機会をいただいた海外研修を含め、職員の自己研鑽をサポートする様々な研修や制度があります。
働くうえではもちろん楽しいことばかりではありません。でも何事も前向きに乗り越えようという雰囲気と周囲のサポートが関西学院にはあります。
就職活動では大変なこともたくさんあると思いますが、「働く決意」と「どこででもやっていく覚悟」をもって臨めばきっと自分にあった仕事が見つかると思います。
そんな志をもった方と一緒に働けることを心より楽しみにしています。