舟木 讓 院長メッセージ

[ 編集者:学校法人 関西学院       2019年4月1日 更新  ]
舟木 讓 院長

舟木 讓 院長

 今年130周年を迎える関西学院は、創立当初19名の生徒から始まり、現在、幼稚園から大学・大学院、そしてインターナショナルスクールという多様性に満ちた総合学園としての歩みが続いております。在校生は2万9千人を超え、また本年4月に開設した西宮北口キャンパスを加えて8つのキャンパス(西宮市に3つ、三田市、宝塚市、箕面市、大阪梅田、東京丸の内)を有する学校へと成長いたしました。さらに国内外の23万人余りの同窓生が、国内89、海外28の計117支部で国際的な連携と活動を続けています。

 創立者W.R.ランバス宣教師は、上海で生を受け、アメリカで牧師と医師の資格を得た後、宣教師・医師として中国から始まり日本、ヨーロッパ、アフリカ、シベリア等で国際的な活動を晩年まで続けました。その墓碑には「世界市民としてのキリストの使徒」との文字が刻まれ、その意志を受け継いだ関西学院は、国や民族といった様々な「隔て」を乗り越え、この世界の多様性を尊重して働く人々の育成に力を注いでいます。

 また90年前に「大学昇格」を目指して西宮上ケ原キャンパスに移転した際、当時の院長で関西学院のスクールモットー「Mastery for Service」を提唱したC.J.L.ベーツ第4代院長は、垣根がなかったキャンパスを前に「We have no fence」という言葉も残されました。この言葉は、物理的な垣根の存在の有無だけでなく、この世界の多様性と互いの存在を認め、すべての人々の存在と尊厳が守られる世界の創造へと献身する精神を示しています。多くの「垣根」や「壁」が築かれ、多様性を否定する方向に向かっている今日、関西学院はその背後にある「敵意や憎悪の隔て」を取り除くため、祈りをもって様々な取り組みに挑戦し、世界を良き方向へと変革する働きを今後も続けたいと願っております。


<院長>
建学の精神に則り、キリスト教主義に基づく教育を推進するにあたり関西学院を統理する。

院長 舟木 讓(ふなき・じょう)

第17代関西学院院長、関西学院大学神学部卒業、同大学大学院神学研究科博士課程前期課程修了、日本基督教団京都御幸町教会担任教師、日本基督教団神戸栄光教会担任教師、日本基督教団兵庫教区教育部委員長、関西学院大学経済学部助手(宗教主事)、同大学経済学部専任講師(宗教主事)、同大学経済学部助教授(宗教主事、2007年から准教授)、同大学人権教育研究室長、同大学経済学部教授(宗教主事)同大学宗教主事、関西学院 宗教総主事を経て2019年4月から院長。