2025.10.17[ニュース]
有機合成化学の若手研究者の登竜門「大津会議」に本学大学院生2名が参加しました。
⽊之下拓海さん(理工学研究科 博士課程後期課程2年生 化学専攻 村上慧研究室)と⻄野 荘大さん(理工学研究科 博士課程後期課程1年生 化学専攻倉橋拓也研究室)が、2025年9月29日〜30日に滋賀県・びわ湖大津プリンスホテルで開催された「第16回 大津会議」に参加しました。
「大津会議」は、日本全国から将来有望な若手化学研究者(学振特別研究員)を選び、トップレベルの研究者や同世代の若手研究者と一緒に、研究や将来の展望について集中的に議論する特別な会議です。選出された学生は、トップレベルの国公立大学や私立大学から選ばれており、本学からは2名が選出されました。
木之下さんと西野さんは、会議において自身の研究テーマと将来の構想を発表し、貴重な成長の機会となりました。今後のさらなる活躍が期待されます。

【⽊之下拓海さん】
「40センチの金魚を見たことがありますか」という開会の言葉から始まった本学会は、志の高い同年代と化学について一泊二日で語り合う貴重な時間でした。金魚鉢の中では数センチの金魚でも、大きな池では40センチにも成長する——この言葉は、普段限られた環境で研究している自分にとって大きな励ましになりました。全国から集まった仲間の情熱に触れ、自分ももっと広い視野で挑戦していきたいと感じました。
【⻄野荘大さん】
このたび第16回大津会議のメンバーに選出していただき、大変光栄に思います。学生間での活発な議論を通じて多様な分野の知見を得られました。特に「独立した助教ポストで行いたい研究」を構想・発表した経験や、未来の有機化学を議論するラウンドテーブルでは多くの刺激を受け、大変有意義な時間となりました。
