カリキュラム・履修モデル
前期課程

前期課程においては、出願時に提出した研究計画書に基づき、入学後に指導教員を最終的に決定します。また、専攻する領域を選択します。
1年目の春学期には、研究の基礎となる知識や思考方法を習得するための「政策基礎」区分の科目の履修が必須となります。
「政策領域」は、より高度な政策研究に必要となる専門的知識や課題分析力、政策提案力などを身につける基幹科目です。環境科学研究・公共政策研究・公共哲学研究・言語文化研究・メディア情報研究・都市政策研究・国際政策研究のそれぞれに対応した授業科目群および分析科目によって構成されています。「言語コミュニケーション」は、国際社会で活躍するための英語(留学生は日本語)コミュニケーションやプレゼンテーションの訓練を行う科目、あるいは英語(留学生は日本語)文献の読解能力を高めるための科目です。
また、指導教員から、すべてのセメスターにおいて履修が義務づけられている「マスター・セミナー」を通じて研究指導を受け、各自が立てた研究計画のもとに質の高い修士論文の作成に取り組みます。2年次のマスター・セミナーを履修するためには修士論文の中間発表が要件となっており、計画性も求められています。修士論文は学術的、理論的色彩の強い論文内容やデータを積みかさねた実証的な論文内容が求められます。
修士学位取得プロセスは下記リンクをご覧ください。

カリキュラムと修了要件
後期課程
本研究科後期課程では、前期課程における学問的な基礎の上に立って研究指導を行います。
後期課程における修了は研究科の定める条件をみたし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格することを意味します。入学前に決定している指導教員から「ディサテーション・セミナー」を通じて指導を受け、博士学位の取得に向けて取り組みます。
博士学位取得プロセスは下記リンクをご覧ください。
国連システム政策専攻(2025年4月開設)
修士課程 【教育課程編成・実施方針】
「世界市民」育成の精神に基づき、国連、その他国際機関の職員など、世界の公共分野でリーダーとして活躍できる分析力や実践的応用力を備え、国際的競争力を身につけた人材を養成します。授業は全科目英語、少人数かつ演習主体で実施し、海外大学院と同等のレベルで展開。国連の基本理念を念頭に「平和協力・平和構築」「人権・人道」「経済社会開発」の専門領域を踏まえつつ、各専門分野で必要とされる知識・能力を体系的に習得できるよう、国連の採用基準“UN Competency Framework”に基づいて編成されたカリキュラムを提供します。
「Research Seminar」は毎学期2単位(合計8単位)で配置。関連分野での専門情報の収集、学術論文の書き方などの指導を通じて1つの専門領域を深め、修士論文を作成します。
