宮原 一成(みやはら かずなり)  教授<M・D>

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年3月14日   更新  ]

博士(文学)

研究内容

私の研究対象は、20世紀および21世紀のイギリス・英連邦小説です。とりわけ、20世紀後半に活躍した英国人作家ウィリアム・ゴールディングや、1980年代以降今に至るまで精力的に執筆を続けている英国のジム・クレイスそしてアイルランドのセバスチャン・バリーの作品には深い関心を持っています。
 研究においては、書き手なり登場人物なりの頭や心の中で刻一刻と起こっていることを文章はどう表現しているのか、それをしっかり愚直に見届ける読み方をするというアプローチを大切にしています。
 そうした読み方への興味が理論的な方向へ広がっていった結果として、物語論にも関心を抱くようになりました。目下の課題は、書き手が読み手に渡すテクストを書く際に現在時制を選ぶという選択に至った意図や心情について、文化人類学で言う贈与論の観点から考えることです。