リーダーバッハ H.(Hans Peter Liederbach)教授

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年4月1日   更新  ]

Ph.D. ・哲学

研究内容

現在の私の主な研究テーマは、異文化論と日本の近代化の二つである。
異文化論というテーマは、外国人として日本社会で生きる、という私の生活状況とかかわっていることはいうまでもない。日本という異文化に生きるということ自体、様々な刺激を得ることにほかならない。異文化理解の理論的構造とその理解に切り開かれる自己了解の諸可能性を分析することに私は取り組んでいる。
もともと、私はドイツで西洋哲学と日本思想史を学んできた。中でも、日本近代思想と西洋哲学の出会いはとりわけ興味深いものであり、主として和辻哲郎のハイデガー解釈を長年研究してきた。現在の私の主な関心は、日本哲学、とりわけ京都学派の現代的意義を検討することにある。この際、西田幾多郎と新実在論(new realism)、和辻哲郎とケア倫理、九鬼周造と他者論などのテーマを研究し、京都学派が現代哲学に貢献できることを掘り出している。