Hans Peter Liederbach(ハンス ペーター リーダーバッハ) 教授

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2018年4月2日   更新  ]

Ph.D. ・哲学

研究内容

現在の私の主な研究テーマは、異文化論と日本の近代化の二つである。
異文化論というテーマは、外国人として日本社会で生きる、という私の生活状況とかかわっていることはいうまでもない。日本という異文化に生きるということ自体、様々な刺激を得ることにほかならない。異文化理解の理論的構造とその理解に切り開かれる自己了解の諸可能性を分析することに私は取り組んでいる。
もともと、私はドイツで西洋哲学と日本思想史を学んできた。中でも、日本近代思想と西洋哲学の出会いはとりわけ興味深いものであり、主として和辻哲郎のハイデガー解釈を長年研究してきた。最近は、日本哲学が日本の近代化の過程でどのような位置を占めてきたかという問題に注目している。とりわけ日本の近代化で生み出された新たな道徳の秩序と日本人の自己理解の哲学的・思想史的背景を検討し、日本独特の近代の深層を掘り出していきたい。
学生諸君には異文化のみならず、日本文化についても関心を持ってもらえたら幸いである。

■2018年度担当科目/思想と文化