河村 克俊(かわむら かつとし) 教授<M・D>

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年3月14日   更新  ]

Dr.Phil.・文修・文学

研究内容

西洋思想史、特に十八世紀ドイツ思想史にみられる「自由」、ならびにこれに関連する「理性の二律背反」、「行為の規範」などについてこれまで研究テーマにしてきました。自由概念は、自発性、行為の始源性、関心や欲求、そして善悪の問題等と関わっています。また、何事も無から生じることはなく、十分な理由や先行原因があって生み出されるという考え方(いわゆる「充足根拠律」)と、どのように折り合いをつけることができるのかが、問題の焦点のひとつとなります。自由であるはずの個人が集まって形成される社会の啓蒙や、その発展的形態として想像できる、互いが敵対的な傾向性をもつ必要のない世界(カントはこれを「倫理的公共体」と名づけています)についても関心をもっています。