藤野 真子(ふじの なおこ) 教授<M・D>

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年3月14日   更新  ]

文修・文学

研究内容

上海を中心とする中国江南地域をフィールドとして、上海京劇や滬劇・越劇を中心に、中国伝統演劇の研究を行ってきました。もっとも、中国文学の世界で主流の脚本研究にはさほど重きを置いていません。近年は、清末~中華人民共和国成立前後の雑誌や新聞に掲載される批評や演劇論・文化論などを分析し、上海という複合文化都市における伝統演劇の展開をトレースしています。その際に、伝統的な都市である北京などにおける伝統劇の状況を比較対象とすることもあります。また上海における伝統演劇は一つの劇種の中で「閉じて」いるのではなく、他の劇種、さらには映画・音楽・文芸など他の分野と何らかの形で連動しています。民国期上海文化の諸相を俯瞰することが、目下の課題です。