田中 裕幸(たなか ひろゆき) 教授<M・D>

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年3月14日   更新  ]

博(文)・文修・ 言語・地域文化学

研究内容

専門は言語の仕組みを明らかにしようとする理論言語学(生成文法)と呼ばれる分野で、人間の認知能力を取り扱う認知科学の一分野です。特に文の構成法(統語論)とそれが文の意味や語の形態に与える影響に興味を持っています。言語を用いたコミュニケーション能力を高めることを自動車の運転技術を磨くことにたとえるなら、理論言語学の研究は、自動車の形や動き方を観察し、(直接見ることはできない)エンジンなど内部の仕組みを推し量ろうとする作業に相当します。言語は様々な面において手に負えないほど複雑に見えます。個々の言語は互いに随分異なっているし、一つの言語で許される表現の形も多様です。しかし、オーソドックスな自然科学の方法で分析していくことで、その裏に潜む規則性や普遍性に迫ることができます。言語という古典的な問題に現代科学的な手法でアプローチできるのがこの分野の醍醐味です。