熱中症のページ

[ 編集者:保健館       2019年5月28日   更新 ]

熱中症に注意!

皆さんは、熱中症やその予防法について知っていますか。

熱中症は「気温が高い、日差しが強い、湿度が高い、風が弱い」といった環境で、
体に熱がたまることによりおこりやすくなります。
スポーツ中は、筋肉から大量の熱が産生されるので、なおさらです。

また、スポーツ中には汗をかきますが、
「水分の蒸発で、熱を放散する」ので、体温の低下に役立ちますが、
脱水に注意する必要があります。

熱中症を発症すると生命にかかわることもあります。
熱中症を理解し、個人レベル、クラブレベルで予防してください。

どんな症状?

軽度 (Ⅰ度:現場での応急処置で対応できるとされる)
めまい、失神、立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗

中度 (Ⅱ度:病院への搬送が必要)
頭痛、吐き気、嘔吐、気分の不快、身体がだるい(倦怠感)、虚脱感(身体がぐったりする、力が入らない)

重度 (Ⅲ度:入院して集中治療の必要性がある)
意識がない、けいれん(体にガクガクとひきつけがある)、高い体温(体に触ると熱い)、
呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない・走れない
 

どうすれば防げるの?(予防方法)

【1】 その日の環境に応じて、練習スケジュールを見直しましょう!

*急に暑くなった日や湿度の高い日、また練習の初日や休み明け、
練習最終日前後などに熱中症をおこしやすくなります。
*場所としては、運動場や風通しの悪い体育館などでおこしやすくなります。
*急激な環境の変化に体が慣れるまではゆるめの練習にして、
体慣らしのスケジュールにしましょう。
*メニューにない追加的な練習やペナルティ的な内容の練習は行わない。
*当日の環境に応じて、スケジュールを見直しましょう。

【2】 個人の特性に合わせて対処しましょう!

*暑さへの耐性は個人によって大きな差があります。
*暑さになれていない人、持病のある人、肥満の人、体調の悪い人は、
熱中症を起こしやすくなるので注意しましょう。
*体調を整えるためにも、合宿中は睡眠をしっかりとるようにしましょう。
最低でも8時間は寝るようにしてください。
*練習を始める前には、その日のコンディションを把握するために、
セルフチェック・指導者によるチェックを行いましょう。

【3】 服装に気をつけ、暑さを避けましょう!

*衣服は、熱を逃がし、通気性のよいものにし、体温調節が円滑に行えるような工夫が必要です。
*日傘や帽子で直射日光を防ぎましょう。
*防具や胴着を着用するスポーツなどは、体に熱がこもりやすいので
ウエアーをこまめに着替えたり、防具や胴着を脱ぎ、熱を放散させる工夫をしましょう。
*休憩時には、日陰に移動したり、水でぬらしたタオルで体を拭く、
冷たい水を首筋や手足にかけるなどで、体に熱をためないようにしましょう。

【4】 こまめに水分・塩分の補給をしましょう!

「いつ?」
運動中は20~30分に1度はウォーターブレイクを入れましょう。
自由に水分補給ができるように、
すぐ手の届くところにドリンクの入ったボトルを置くことが必要です。

「何を?」
水よりもスポーツドリンクのほうがよいでしょう。
水分や塩分が補給できます。
補給するのは、(1)水 (2)塩分 (3)糖分です。

「どのくらい?」
1回につきコップ一杯くらいの量(約100~200ml)にとどめ、
一度に大量に飲むことはやめましょう。
練習の前後に時間をかけて水分を補給しておくことも熱中症予防に重要です。

もしなってしまったら?!(意識がある、反応が正常の時)

【1】涼しい環境へ避難させましょう。

風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

【2】衣類をゆるめ、体を冷やしましょう。

*寝かせて衣服をゆるめましょう。
*脱衣、できれば露出した肌に、水をかけたり、濡れタオルを当て、
うちわなどで扇ぐことにより熱を放散させることができます。
*重症の場合、救急車がくるまでの間に、氷のうやアイスパックなどで、
首すじ、脇の下、足の付け根にあてて冷やしましょう。

【3】水分、塩分を補給しましょう。

冷たいスポーツドリンクなどを少しずつ補給しましょう。

水を自分で飲めない、または症状が改善しない場合は直ちに救急車を要請しましょう。

もしなってしまったら?!(意識がない、反応がおかしい時、自分で水分が摂れない時)

【1】救急車を要請しましょう。

「意識がもうろうとしている」「反応が鈍い」「自分では水分がとれない」などの場合は
救急車を要請してください。

【2】涼しい環境へ避難させましょう

風通しのよい日陰や、できればクーラーの効いている室内などに避難させましょう。

【3】衣服をゆるめ、体を冷やしましょう

*寝かせて衣服をゆるめましょう。
*脱衣、できれば露出した肌に、水をかけたり、濡れタオルを当て、
うちわなどで扇ぐことにより熱を放散させることができます。
*氷のうやアイスパックなどで、首すじ、脇の下、足の付け根にあてて冷やしましょう。

熱中症とは

熱中症とは?PDFリンク

熱中症救急シートはこちら

熱中症シートPDFリンク

熱中症リンク

1) 財団法人 日本体育協会  スポーツ活動中の熱中症予防8ヶ条など

2) 環境省熱中症情報

3) 環境省熱中症予防情報サイト  暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)、熱中症患者速報、熱中症への対処方法に関する知見など熱中症関連情報を提供するサイトです。

 

引用・参考文献

*文部科学省:独立法人日本スポーツ振興センター
*日本体育協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」
「子どものスポーツ活動中の熱中症予防パンフレット」
*環境省熱中症予防情報サイト