「学校長からみなさまへ」を更新し、「逆発想の楽しさ」を掲載しました。

[ 2019年5月31日   更新  ]

2019年6月「逆発想の楽しさ」

縦割り班での春の遠足

                           “Mastery for Service”
                            “幼子はたくましく育ち、
                              知恵に満ち、
                              神の恵みに包まれていた“

                          5月8・9・10日 縦割り班での春の遠足


5月の8日、9日、10日の3日間、春の遠足として各学年のA組、B組、C組が、1年生から6年生までのメンバーが一人ずつ入った縦割りのグループを作って末広中央公園に行きました。3日間とも好天に恵まれ、高学年、中学年、それぞれの学年に応じた役割をしっかり果たして、仲良く助け合いながら楽しく1日を公園で過ごすことができました。
やさしい上級生は、仲良しの1年生を育てます。素直な1年生はたのもしい上級生をつくります。全校の仲間がたくさんのかかわりを持ち、思い合い、学び合って健やかに成長できる初等部でありたいと思っています。

〈逆発想の楽しさ〉
 小さい頃、不思議でたまらなかったことがあります。
 それは、「水無月」という呼び方です。本来は旧暦の6番目の月のことですが、6月のことを「水無月」と呼びます。水が無くなる月です。しかし、6月は、梅雨の時期に入り、一年の中でも雨が多く降る月になるのにどうしてなんだろう。そんな疑問をもったことを覚えています。
 調べてみると、実は、このころには田に水を引くため、それ以外の「水が無い」という説があることがわかりました。田んぼにたくさんの水が必要なため、それ以外の場所では逆に水がなくなってしまう。農作・田植えを中心にした見方・考え方で、田んぼにはたくさん水があるのに、それ以外の場所には、水が無いと書いて「水無月」となったということです。このように視点をちょっと変えてみるとおもしろいことが、世の中にたくさんあることに気づきます。

 京都の木津川は、大変な暴れ川で、しばしば洪水を起こしていました。そこに長い橋がかかっています。欄干はありません。この橋は、水の流れに逆らわない構造になっています。つまり、木津川が増水すると橋の板が自然に浮かび上がり、8枚に分割されてワイヤーでつながれた橋げたがまるで吹流しのように流れる「流れ橋」になっているんです。逆の発想で作られた橋です。
 橋は流されないように頑丈に、頑丈に造られるものとばかり思っていました。しかし,逆に,流れに逆らわずに流すことによって被害を少なくするという発想なんです。水が引いたあとは、ワイヤーロープを手繰り寄せて橋げたを元に戻す仕組みになっています。この発想の豊かさに驚きます。でも、こんな橋があることを知ると楽しくなりますね。「知るは楽しみなり」です。他にもいっぱい逆発想の工夫が身の回りにはありそうです。見つけてみませんか?
 3年生の千刈自然体験キャンプを皮切りに6年生のCCT、これから次々と各学年の校外学習が続きます。いろいろな新しいもの、逆発想の工夫、これまで気がつかなかったことなどを見つけて、感動を積み重ねることができる校外学習になったらいいなと思っています。