「はじめまして」
「はじめまして」
今、いつもの年と同じように太陽の光は柔らかく、花の道や校庭の桜も満開となりました。春のぬくもりの中で、学校の営みも、進級・進学の時季を迎えました。毎年あたりまえのように巡ってくる季節や出来事は、実はあたりまえではなく、自然や人の様々な恵みや縁が複雑に絡み合って成し得ることができる、とても不思議な、価値あるものであると思えてきます。
そのようなご縁を得て、4月1日に福田靖弘校長の後任として着任いたしました田近敏之です。
ここ関西学院初等部で勤務できることを誇りに思うとともに、重責に身の引き締まる思いでいっぱいです。
教職員と力を合わせ、一丸となって子どもたちの健やかな成長を担えるよう精一杯頑張ってまいりたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
着任にあたって
“Mastery for Service“
「社会と人のために自らを鍛える」の体現をめざして
《場》を清め 《時》を守り 《礼》を尽くす
〈1 場を清めること〉
学校がすべての子どもたちにとって、心の居場所となるとともに、一人一人の資質や個性を育み、人格の完成をめざすためには、ソフトとハード両面について、教育環境の整備に心がけることが不可欠だと考えています。
このことを全職員が共通理解し、美しい学校づくりに努め、目に見える形で学校の取組を皆様にご理解いただき、ご協力を得るきっかけにしたいと思います。
〈2 時を守ること〉
主体的に行動するためには、何事においても時を守ることが大切であることの意識が教職員にも子どもたちも必要です。
このことにより、学校内だけでなく、学校外においても、時間だけでなく、様々なきまりや約束、さらには人として大切なことを考えることのできる自律的な人間の育成を目指したいと考えています。
〈3 礼を尽くすこと〉
学校においては、教職員も子どもたちもさらに保護者や地域の方も、全て人としてかけがえのない存在です。互いに誠実に礼を尽くし、認め合い、尊重し合うことで、子どもたちに自尊感情を育み、生きていることの喜びを感じさせたいと考えています。さらに、学校での人との豊かな関わりの中から、自己実現をめざし、意欲的で創造的な子どもの育成を図りたいと思います。
以上のような、具体的な日常の取組を推進し、関西学院の一貫教育における大切なはじめの一歩を担ってまいります。
昨日、本校第9回入学式を行い、94名の1年生を迎えることができました。
新しく関西学院初等部の一員となったみなさんを、心から歓迎します。
また、式に参列してくれた6年生の姿、とても立派でした。