「×秋」
×秋

緑を存分にまとっていたケヤキは、自身を黄と褐色に染め上げ季節の到来を告げます。11月の声を聞くと、ひと雨ごとに気温が下がり秋本番を迎えました。
晴天のもとでの「第8回体育祭」は、いかがでしたでしょうか。
ご来賓、ご家族、卒業生を交え、今年も3000名の祭典となりました。競技、演技、応援と今年培われた力が、来学年は一つ上の立場で生かされます。「来年もきっと生まれる力」によって、初等部の伝統は引き継がれていきます。
最後まで熱くご声援くださいました皆様方に、心より厚くお礼申しあげます。
11月14日(土)、『文化祭』は名前も新しく、『第1回音楽祭』として本年度も上ケ原「新中央講堂」で行います。深まりゆく秋、どうぞ本番にご期待ください。
======== 頭脳に汗する ========
腰を落ち着け、学習に励むにふさわしい季節を迎えました。
2年生の算数といえば「九九」。「九九」といえば2年生というくらい「九九」は、2年生とは切っても切れない関係です。民間教育機関が行った「小学生の計算力に関する実態調査」によると、2年生の「九九」の中でのまちがい率が分かりました。
結果、ワースト1は「8×6=48」で誤答率は9%。
さらに逆の「6×8=48」が7%、「7×4=28」が6%と続きます。
誰にも苦手とする九九があります。一瞬、不安になる九九があります。
高学年では、いくつもの複雑な計算を経て一つの答えを導き出します。その結果、誤答であった場合、丁寧に検証していくと「解答に至るまでの考え方や計算の97%以上は正しく、根本原因はその子が苦手とする2つ、3つの九九のまちがい」であることが数多くあります。
まず、小さな穴に気付く。自分が苦手とする九九を認識することが大事です。
そうして、塞(ふさ)ぐ。そのために、苦手を書き出し、繰り返し練習し修復する。
体育祭で観た、あの6年生の組体操の完成までのプロセスと似ているのかもしれません。