「新しく」
新しく

いよいよ春本番。花々が新年度の幕明けを告げています。
4月7日(火)の第8回入学式では初々しい新一年生90名を、翌日の始業礼拝は 転入生2名を迎えての出発となりました。
あらためましてお子様のご入学、転入生・在校生のご進級、誠におめでとうございます。心よりお慶びを申し上げます。
今春より、関西学院高等部は男女共学となり、初等部の第1期生の多くが入学しました。新体育館も出来ました。新しい環境でフレッシュな仲間と、どんな文化が紡ぎ出されるのでしょう。
初等部も新しき事業として「カレーライス会食の保護者試食会」なども予定をしています。どうぞ、本年もよろしくお願い致します。
========『 別れの中にこそ 』========
この季節は出会いと別れの日々が続きます。
三月の卒業式答辞では、6年生がこの6年間を振り返り、強く心に刻んだ聖句を引き語りました。
「“ 喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。(ローマの信者への手紙12章15節) ”
これは、私たちの初等部生活に最も当てはまる聖書の言葉です。授業、行事の度、この聖句を身近に感じてきました。授業中は、それぞれの気持ちに寄り添いながら教え合ってきました。
先生方が、授業はみんなで作るものだとおっしゃっていたのを思い出します。
三十人で授業をするからこそ、分かることがある。出来るようになることがある。
学校はただ勉強を教わるだけの場所ではなく、全員が分かるようになるための場所だと思います」
在校生の5年生が送辞を述べます。
「4月、ぼくたちは6年生となります。6年生として学校を支えていけるのか正直不安です。
でも6年生のみなさんを見習い、自覚を持って精一杯がんばっていきます。
初等部は、ぼくたちが支えます。みなさんは安心して中学校へ進んでください」
バトンが渡り、別れの中にこそ絆が結ばれることを知ります。
新6年生は、わたしたち大人が支え励まし続けます。