「小さな生命」

[  2015年2月3日   更新  ]

小さな生命

「苗木」


香りの花、水仙や臘梅(ロウバイ)が冬の主役のようです。

手塚治虫記念館を少し過ぎた通学路脇からでしょうか。臘梅(ロウバイ)の馥郁(ふくいく)とした香りが漂ってきます。今、大規模な整備が行われつつある宝塚ガーデンフィール ズ跡地。
「わたしもここにいますよ」と、もの言わぬ植木が通りゆく人々に話しかけているかのようです。

昨年の今頃でした。学院の施設課にお願いし、初等部正門左手の庭に4本の臘梅(ロウバイ)の苗木を植えていただきました。赤ちゃん臘梅(ロウバイ)はシュロ縄で添え木をしてもらい、あの夏を乗り超えました。今年は、と思いつつ待ちわびた冬の日々。一本、小さな膨らみを持ち、鼻孔を近づけるとかすかに香ります。

「冬ざれの 庭にものの芽 ひそとあり」(尾崎一雄)。小さな生命が息づきます。





========『 憧(あこが)れ 』========

今年は、『節分』の翌日が『立春」(2月4日)になりました。

この時期、子どもたちの遊びで群を抜いているのが〈なわとび〉です。どの学年も体育の時間に取り入れているせいか、休み時間も活発です。

出だしは、見様見真似(みようみまね)。同じ学年がかたまり、縄が絡(から)み息が上がります。

お互いを意識しつつも、アドバイスのやりとりはあまりありません。

「膝をうんと曲げずに、少しつっぱる感じで」
「縄を回すのは、手首だけ使うよ」
「今、うすーい うすーい 氷の上で跳んでいます。その氷を割らないようにね」。

的を射た〈子ども言葉〉が生まれ、感覚が伝わリます。

つま先だけでジャンプする気持ちよさ、体のまわりを縄が通りぬけていく爽快さに誘われ、技は一気に磨かれます。最初は、縄を回すことさえおぼつかなかった一年生も、今ではずいぶん軽やかになりました。

そんな中、中・高学年はスプリングを仕組んだ合板(ジャンピングボード)の上で二重、三重跳び。そばを通るだけで、子どもたちのしなやかな身のこなしに心はリフレツシュされます。

「学ぶ」は「真似る」が語源とか。一年生にとっては、ますますの憧れです。

そして、あと二ヶ月余りで新一年生の登場。進級が今からとても楽しみです。