「朝の挑戦」
「朝の挑戦」

水無月(みなづき)を迎えました。
祝祭日の多かった5月に比べ、6月は24日間の登校になります。
衣替え、オープンスクール、ぺンテコステ礼拝、5年生田植え、新体力テスト、6年生親子中学部訪問、学期末テストと行事は続きます。
朝の初等部のグラウンドは静けさの中にあります。7時30分を過ぎる頃、高学年が一人二人とあらわれ、体育館横の青いシートを丸め始めます。たたむにつれ、覆われていた一輪車が顔を出します。数分もするとあたりに活気が満ちてきます。低・中 学年の女子がほとんどでしょうか。30台近くの一輪車が一気に出払ってしまいます。
以前、一輪車は高鉄棒・砂場前の体育倉庫に仕舞ってありました。出し入れに時間がかかり、実際に乗って練習する時間は少ないものでした。
『シートをかぶせ外に出す』。
4月の新システムは「実(じつ)」が増すと共に、後片付けが丁寧になるという副産物も産み出しました。
子どもにより多くの活動の場を。
もうすでに1年生が混じりはじめ、見よう見まねで挑戦をはじめました。
========『 言の葉(ことのは) 』========
日本の人気アニメーション「ドラえもん」が今夏から全米で放映されることになりました。
もうすでに、アジアやヨーロッパなど35の地域や国で放送されていますが、現地の人に親しみやすいように、「のび太」を「ノビー」に、「ジャイアン」を「ビッグ・ジー」に呼び変えるのは初めてだそうです。
「ドラえもん」といえば、「大山のぶ代」さん。26年間にわたりあの独特の声を担当。
「こんにちは、ぼくドラえもんです」
このフレーズは今でこそドラえもんの決まり文句ですが、初対面の人に対してきちんとあいさつできる子どもであってほしいとの気持ちが大山さんにこのせりふを出させたとのこと。
「子どもたちには、きちんとした言葉づかいをしてほしい」
「バカヤロウ」 や「コンチクショウ」など使ってほしくない言葉は、その都度声優の皆さんで考え、言い換えてきたといいます。
長い年月をかけて、子どもたちに善き言葉を与え続ける「ドラえもん」文化。
まさに、これこそが誇り高き『クール・ジャパン』です。