2020.07.22.
益城町、阿蘇市の「いま」について

令和2年7月豪雨で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
大きな被害が出ている熊本県ですが、ヒューマン・サービス支援室が長らく(2016~2019年度の4年間)熊本地震現地ボランティア活動を行ってきたこともあり、多くの学生・教職員が現地の状況を気にかけています。
そこで、現地ボランティア活動の受け入れでお世話になった方々にお電話し、益城町や阿蘇市の「いま」について伺いました。

豪雨の被害について

豪雨の影響で被害に出るまでは至っていないそうですが、警報レベルに応じて避難所等は開設されたとのことです。
活動の受け入れでお世話になった方々に皆さん被害はなかったようですが、知人と連絡が取れなくなっているという状況があるなど、不安な思いをされている方もいます。

益城町総合体育館について

「益城町総合体育館」の建て替え工事が終了し、4月7日に新しい体育館が完成し、7月7日にオープンしました。
旧体育館は震災当時避難所になりましたが、激震で天井板が落下するなど大惨事を招きかねない恐れがあったことから、耐震性を高める構造を採用して新たに作り替えました。

仮設団地について

仮設団地で生活していた方の多くは公営住宅や建て直した自宅などへ転居されましたが、未だ仮設で暮らす必要性がある方々は木山仮設団地へ集約されています。
主に木山地区の土地区画整理事業など公共事業のため、自宅再建に時間を要している世帯の方々が9月頃にかけて木山仮設団地へ入居されるとのことです。
ヒューマン・サービス支援室が訪問した4つの仮設の状況は以下の通りです。

木山仮設団地
元々木山に入居されていた方で現在も残っておられるのは約20世帯。
そこに7月頃までで約20世帯が集約の影響で入居されたので現在約40世帯が生活されています。最終的には60世帯程度になる見込みです。

馬水東道仮設団地
既に全員転居されており、仮設団地の解体も終了したそうです。
集まる場所、暮らしていた場所がなくなってしまって寂しいので解体後はあのあたりに行っていないという住民の方もいました。

安永仮設団地
こちらも全員転居されており、8月20日に仮設団地の解体が予定されているそうです。
集会所館長さんを中心に、集会所「みんなの家」にあるものの整理を進めているところです。

テクノ仮設団地
今も約40世帯が暮らしていますが、9月末にまでに全員が退居される見通しです。
長らく仮設店舗として住民の方々の暮らしを支えてきた「イオン益城テクノ仮設団地店」は6月6日に閉店したそうです。

阿蘇大橋について

地震により崩落した阿蘇大橋。現地ボランティア活動ではその現場を何度も訪れました。
回を追うごとに工事が進んでいる様子は見られましたが、それでも山が削れた様子からは震災の大きさ、被害の大きさが今なお残っているように思います。
架け替え工事が進む新しい阿蘇大橋は2021年3月に開通を予定しており、崩落現場からは少し離れたところに橋が設置されるようです。

観光業への影響について

新型コロナウイルスや豪雨水害の影響で阿蘇市内の宿を含む熊本県内の多くの宿泊施設でキャンセルが相次いでおり、経営的に厳しい状況が続いているようです。

豪雨水害のことももちろんですが、熊本地震の影響も今なお続いています。
仮設住宅からの転居先でのコミュニティづくり等に不安を覚える方々もいます。
現地ボランティア活動は終了しましたが、ヒューマン・サービス支援室はこれからもお世話になった方々と連絡をとったり、学生の皆さんに情報を提供する等の形で引き続き繋がりを継続できればと思います。

熊本地震現地ボランティアや災害支援活動について詳しく知りたい方は下記リンク先よりご覧ください。