教職教育研究センターについて

[ 編集者:教職教育研究センター   2020年3月26日 更新  ]

 教職教育研究センターは、本学における教職課程のより一層の充実をめざして教育研究活動を推進するとともに、教職課程等の運営を円滑に行うことを目的として設置された全学的な組織です。以下の方針を基に活動しています。
 1)「資質・能力の高い教員養成」のためには、総合大学としての本学の特色を生かし、各学部・研究科における「教科に関する」専門的な知識の教育と、教職教育研究センターが提供する「教職に関する」専門的な知識及び指導技術の教育とを有機的に関連づけ、併せてボランティア活動やクラブ活動といった学生の自主的な活動をも包含することで高度な専門性と実践的指導力を備えた教員の養成を推進する。
 2)教育的情熱や使命感をもつとともに実践的な指導技術を身につけ、指導する教科内容について深い知識を有し、さらに同僚教員や保護者及び関係機関等との適切な連携をとることのできる協調性を有する高度な専門性と実践的指導力を備えた教員養成を推進する。

長い教員養成の歴史

 

 本学の教員養成の歴史は古く、1924年に文学部英文学科の卒業生に英語科教員無試験検定申請資格が認められて以来、今日まで脈々とその伝統が受け継がれています。現在、同窓教員は全国で3,000人を超え、その「奉仕の精神」に支えられた教育実践はこれまでに高い社会的評価を得てきました。
 現在、本学で取得できる免許状の種類は、中学校教諭一種及び専修免許状、高等学校一種及び専修免許状です。また、取得可能な教科は、宗教、国語、英語、フランス語、ドイツ語、社会、地理歴史、公民、商業、理科、数学、情報、保健体育の13教科に及びます(ほかに幼稚園教諭一種、専修、小学校教諭一種、特別支援学校がありますが、これらの免許は教育学部生に限られます)。
 また、本学では卒業後の進路として学校教育や社会教育に携わることを希望する学生諸君のために、このほかに、学校図書館司書教諭、博物館学芸員資格の道が開かれています。

充実した支援体制

 本センターは、各学部・学科との連携のもと、「教育の基礎的理解に関する科目」等(本学では「教職基礎科目」と表記)および教科の指導法の開講と教職課程に関する実践的研究を通して、多くの教員を教育の場に送り出すという役割を担っており、教育面では、教育職員免許法に基づいて教育課程を編成し、教員として求められる資質や能力、及び実践的指導力を養成することはもとより、履修者の教育指導や学習支援、進路等に関する相談、また採用試験対策を含む勉強会を実施しています。なお、そのための施設として、センターには教育実践指導室(大学院1号館)や学生相談室(上ケ原キャンパス及び神戸三田キャンパス)が併設されています。

図書・資料

 

 教育実践指導室は教育機器が整備され、「教職基礎科目」「教科の指導法」等での実践的な授業に活用されています。また、学生相談室では専任教員による進路等に関する指導や相談が行われるとともに、教職等に関する図書、資料や採用試験等に役立つ資料が備えられ、自由に閲覧や貸し出しができるようになっています。とりわけ、過去20年に亘り、教育実習生が書き残した学習指導案や採用試験に関する資料は利用頻度の高い貴重なものです。

研究紀要の発行

 一方、研究面では、教育の諸問題に関する調査研究や問題解決に向けての共同研究、中等教育に関するカリキュラムや教材の開発及び指導法に関する研究等が計画されています。これまでに、教育委員会との連携による「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発や「教職基礎科目」「教科の指導法」についての実践的研究が行われてきました。こうした研究の成果は、年1回発刊される教職教育研究センター紀要「教職教育研究」等で公表しています。

研究紀要の発行関連ページへのリンク

再教育プログラム

 なお、2003年度からは兵庫県教育委員会の委嘱による「教職10年経験者研修」(現「中堅教諭等資質向上研修」、さらに2009年度からは「教員免許状更新講習」の実施、また複数の都道府県教育委員会の委嘱による受託研究員の受け入れ等、現職教員に開かれた研修プラグラムも実施しており、こうした現職教育は今後さらなる拡充が期待されています。

 本センターは、これまでの教育や研究活動の蓄積を踏まえ今後のさらなる発展、充実を期しています。次代を担う子どもたちへの教育的支援に興味、関心を持ち、教職や社会教育関連への就職を真剣に志望する学生の皆さんを歓迎します。

以上