言語教育研究センターの概要

[ 編集者:言語教育研究センター   2019年3月1日 更新  ]

『英語』の関学の伝統

 本学の卒業生が歴代、特に英語運用能力に優れているとされ、『英語の関学』ということばが戦前から語られてきたことは、本学の誇るべき伝統の一つです。この歴史的な事象には、かつての学則に「英語で普通授業を授ける」と書かれている事もさることながら、他の教育機関に比べて、より多くの北米の教授、宣教師を有していただけでなく、学生が宣教師の家族との交流を密に持ち、英語を通じて人格形成がなされてきたことが根底にありました。当時の学生達は入学当初から英語ができたというよりも、授業や生活の必要に迫られ、人格的な感化のもとに英語力を身につけていったと考えられます。

言語教育研究センターの開設

 しかし、中学・高校・大学を合わせてもせいぜい3,000人程度の学生しかいなかった上述の時代に比べて、現在は大学だけでも、20,000人を越える学生を有する状況であり、当時の状態を今に求めても、相対的に相違があまりに大き過ぎて無理なのが実情です。また、草創期とは対照的に、外国人教員が激減している現状もふまえ、どのようにして『英語の関学』の復活を目指せばいいのか、学内に検討委員会が設置され、種々検討が加えられました。その結果、主に外国語教育学等を専攻するネイティブ・スピーカーを多数採用し、これらの教員を中心に全学的に英語コミュニケーション能力の向上を目指すための拠点として1992年4月に言語教育センターが設置され、『英語の関学』の第一歩として英語インテンシブ・プログラムを実施しました。そして、言語教育センターは1997年4月に研究機能を持つセンターとして改組され、言語教育研究センターとなり、また、英語以外の言語の運用能力向上プログラムとして同年よりフランス語及びドイツ語インテンシブ・プログラムも実施されました。

現在の活動内容

 現在、言語教育研究センターでは、英語、フランス語及びドイツ語のインテンシブ・プログラム、複数分野専攻制の「英語コミュニケーション文化」副専攻プログラム、選択言語科目(フランス語、ドイツ語、中国語、朝鮮語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、インドネシア語、日本手話)を開講しています。また、この他にも西宮上ケ原キャンパスの学部選択必修科目の中国語、朝鮮語、スペイン語の提供も行っています。
 その他、夏季休暇中には、学部学生対象にフランス語およびドイツ語海外研修、現職の中学校・高等学校英語教員を対象とした「英語教員のための夏季英語セミナー」、入学前の新入生を対象にした「ウェルカム・インテンシブ・イングリッシュ」など、多彩なプログラムを実施しています。
 研究活動としては、センターを構成する言語教育担当教員が各語種別に分かれて、共同研究を行い、研究発表会を開催し、「言語教育研究センター研究年報」や紀要「言語と文化」でその研究成果を発表しています。その他にも年間数回にわたり学術講演会を主催し、学内外に対して言語と文化に関する情報発信を行っています。
また、2001年4月に本センターを基礎として大学院独立研究科「言語コミュニケーション文化研究科」を設置しました。

センターの理念・目的・教育目標

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