関西学院は創立125周年を迎えました。

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アドミッションポリシー

[ 編集者:入試課   2017年10月5日 更新  ]

関西学院大学アドミッションポリシー

 世界を視野におさめ、他者(ひと)への思いやりと社会変革への気概を持ち、高い識見と倫理観を備えて自己を確立し、自らの大きな志を持って行動力を発揮する“Mastery for Service”を体現する世界市民を育成することが関西学院のミッションです。
関西学院大学は、このミッションに共感し、大学での学びや諸活動の中で、自分への挑戦をし続ける意欲にあふれ、さまざまな適性を有する多様な背景をもった学生・生徒を世界のあらゆる地域から受け入れます。
そのために、これまでに培われた確かな基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた資質、能力、学ぶ意欲や人間性などを、多様な入試制度により多元的に評価することを基本的な方針としています。

各学部アドミッションポリシー

神学部 ~キリスト教の精神に基づいて社会に奉仕できる人材を育成する~

 神学部では、キリスト教が人類の歴史の中で生み出してきた思想や文化的財などについて専門領域ならびに学際的領域での学びを深め、その精神に基づいて社会に奉仕できる人材を育成することを目標としています。
 くわえて高等学校までの基礎的な学習を土台にして、ボランティアや課外活動、あるいは社会人としての経験などから培った多様な能力をもつ者を幅広く受け入れています。
 そのため、以下の項目を募集方針の要素として、筆記を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験によって高等学校における基礎学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。
神学部に入学を望む者に期待することは、
1. キリスト教の生み出した思想、文化的財などの学際的な領域に興味をもっている
2. キリスト教について幅広く関心をもっている
3. 世界の歴史や日本の歴史について知識がある
4. 日本語、英語について一定水準の能力がある
5. 「倫理」あるいは「数学」あるいは「地理」について知識がある

キリスト教伝道者コースに入学を許可される者は、
6. 将来クリスチャンワーカーを含めた伝道者となる意志をもっている
7. バプテスマ(洗礼)を受けた者である
8. 聖書、キリスト教について一定量の知識がある
9. 聖書、キリスト教について調べることができる

文学部 ~建学の精神に則ったキリスト教主義教育を土台とする人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行う~

 文学部は、建学の精神に則ったキリスト教主義教育ならびに人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行うことを教育理念としています。多様な領域にまたがる人文学の教育・研究のために、文学部は文化歴史学科、総合心理科学科、文学言語学科の3学科で構成され、さらに11の専修に区分されていますが、どの専修に所属しても学生それぞれの関心に従って基礎的な科目群から専門的な科目群まで幅広く履修できるよう柔軟なカリキュラムを組んでいます。また最終的な到達目標として卒業論文の作成が必修とされています。4年間の勉学を通して、主体的に学び、自ら問題を見出し追究していく姿勢が重要です。高等学校の学習においても、基本的な科目全般にわたって基礎学力を充実させるとともに、幅広く客観的な視野と、先入観や画一的なものの見方に囚われない柔軟な思考力、さらには自らが興味関心を持ったテーマに対して粘り強く取り組んでいく姿勢を培っておくことが求められます。このような総合的な知的基盤を備え、かつ自らの見出した研究課題に積極的に取り組んでいかれる資質に富んだ者を、一般入学試験・各種入学試験それぞれの特徴を生かして、本学部の学生として受け入れることを基本方針としています。

社会学部 ~幅広い関心と鋭い問題意識を有し、社会のさまざまな領域で、その能力を十分に発揮できる人材を育てる~

 社会学部は、学士課程教育で培っていこうとする能力に応じて、以下の条件を満たしている者に広く門戸を開いています。
[態度・関心]
① 関西学院大学および社会学部の教育理念・教育内容を理解し、それに基づいて人間的に成長しようとする意志をもっていること。
② 社会・文化・人間について、そして現代社会のさまざまな現象や問題について基本的な関心をもち、社会学を学ぶ意欲と見通しをもっていること。
[知識・思考]
① 高等学校で学ぶ基本的学科目について、優れた学力水準にあること。社会学を学ぶうえで、その基礎となる、歴史(日本史・世界史)、地理、政治・経済、現代社会に関する基本的な知識を身につけていること。
② 論理的かつ実証的な思考や判断の基礎となる、日本語(国語)、数学についても、十分な能力を身につけていること。
[技能・表現]
① 自分で情報を集め、自分で考え、それを表現するという経験をもっていること。
② 相手の考えを理解するとともに、自分の考えを表現するために必要な、日本語および英語(あるいは他の外国語)の基礎的な運用能力を身につけていること。
入学試験は、教科・科目に関する筆記試験を行う一般選抜入試と、面接等を採り入れた各種入学試験を行います。アドミッション・ポリシーが求める各要素(「態度・関心」「知識・思考」「技能・表現」)は、それぞれの入学試験において、重み付けを行い評価します。

法学部 ~法と政治の基礎にある自由と人権、正義を重んじ、社会に奉仕する精神に富んだ有能にして心温かい市民を育成する~

 法学部は、ソーシャル・アプローチの理念に基づき、広く深い社会的視野と教養に根ざした法学・政治学の研究と教育を通じ、法と政治の基礎にある自由と人権、正義を重んじ、社会に奉仕する精神に富んだ有能にして心温かい市民を育成することを目的としています。この目的を達成するために、(1)科学的な思考方法の習得、(2)広範な知識と社会的視野の獲得、(3)正しい価値観と豊かな人間性の形成、(4)人権感覚の陶冶、(5)国際的・地球的な視野の確保という教育目標を定め、①学生の多様な進路希望の実現に資する、高い社会的評価の得られる力の習得、②少人数教育による学生間・教員学生間での刺激に満ちた人格形成という実施目標を置いています。法学部は、こうした目的と目標に十分に応えることのできる学生として、基本とされる教科を着実に学習しているだけでなく、時代や場所を問わず、様々に生起する社会問題や社会現象に幅広く関心の持てる学生を受け入れることを方針としています。
入学試験ではこうした方針に基づいて、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

経済学部 ~世界的な視点から社会のさまざまな出来事に関心を持ち、自分で考える人材を育成する~

 わが国を含め世界の政治・経済情勢は大きな変化の時代を迎えています。その一つに、貧困や環境の問題などが挙げられますが、その根本には経済問題があるのはいうまでもありません。今の時代に大学で経済学を学ぶ意義はきわめて大きいといえます。同時に、社会や世界の多様な文化や考え方の違いを認識することが大切だと言えます。まさに、激動の世界において活躍できる「世界市民」に求められる資質は、経済学の専門知識だけでなく幅の広い多様な知識としっかりとした価値観を持つことです。
 本学経済学部では、このような考えから、外国語の能力、社会や世界に対する知識、論理的な思考能力や判断能力が、これからのビジネスの世界や公的機関で働くために必要不可欠な基礎学力であると考えます。世界的な視点から社会のさまざまな出来事に関心を持ち、自分で考える人材を育てていきたいと考えております。その意味で、経済・社会の問題に関心があり、主体的に考えていく能力を身につけたいと思っている学生を求めます。
 以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

商学部 ~真に創造的な能力を有するビジネスパーソンを育成する(Fostering Creative Minds for Business)~

 本学部の教育理念・目的は、“Mastery for Service(奉仕のための練達)”というスクールモットーに基づいて、「真に創造的な能力を有するビジネスパーソン」を育成することにあります。すなわち、幅広い関心と鋭い問題意識を有し、さまざまな領域でその能力を十分に発揮できる人材を、社会に送り出すことにあります。本学部は、この教育理念・目的に基づき、人間性を向上させる意欲に満ちあふれた、多様な適性と能力を有する学生を受け入れたいと考えています。
 以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を取り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」をそれぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

人間福祉学部 ~「質の高い生活と社会」の実現に向けて貢献できる人材を育成する~

 人間福祉学部では、人間とその生活環境としての社会、そして両者の交互作用を全体的に捉えながら、「質の高い生活と社会」の実現に向けて貢献できる人材の育成を目指します。そのための基本理念として「3つのC」、すなわち「人への思いやり(Compassion)」、「幅広い視野(Comprehensiveness)」、「高度な問題解決能力(Competence)」をすべての学科に共通するキー・コンセプトとして位置づけています。
 一般選抜入試ではこの理念や教育プログラムにふさわしい生徒を確保するために、「高校において基本とするような科目全体について一定の学力を持っているか、特に言語的能力があり理解力や論述力に優れているか、あるいは特に数理的な能力に優れているか」との観点から試験を実施します。
 なお、本学部の入学にあたって、社会福祉学科は、「社会福祉にかかわる分野での職業選択を希望しているかその分野に理解がある」ことが、社会起業学科は、「社会起業に関心があり、国内外での社会貢献活動をめざしているかそのような分野に理解がある」ことが、人間科学科は、「死生学・生命倫理学・悲嘆学などのこころ(スピリチュアリティ)に関する学問に関心があるか、身体(スポーツ・健康)に関連する分野に関心があり、それぞれの分野での職業選択を希望しているかそれらの分野に理解がある」ことが求められます。
 以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

国際学部 ~国際性と人間性を備えた世界市民として、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材を養成する~

 国際学部では、「国際性の涵養」という教育・研究上の理念を達成するために、「国際事情に関する課題の理解と分析」を教育・研究上の目的としています。その目的の達成を通じて、「国際性」(世界理解、国際理解のための能力)と「人間性」を備えた世界市民として、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材を養成します。その教育・研究上の目的は、学生が高い外国語能力を習得し、世界の各地域を様々な角度(特に人文・社会科学の観点)から理解し、分析できるようになることです。
このような教育・研究上の理念・目的を持った本学部では、以下のようなアドミッション・ポリシーを示して学生を迎え入れます。
1.人文・社会科学の多岐にわたる領域について幅広い関心と、一定の学力と論理的思考力を持ち、総合的な観点からそれらの課題に取り組もうとする意欲を持つ者
2.主体的な関心に応じて、みずからの問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲を持つ者
3.グローバル化する社会の中で他者の想念や異文化に関する感性や、自己のありかたに相対的・反省的視点を持つことが期待される者
4.関西学院に対して強い帰属意識を持ち、スクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲を持つ者
5.海外生活経験を持つ生徒、留学生等、多様なバックグラウンドを有する者
6.優れた外国語能力や、特定の分野において優れた学力・能力を持ち、入学後にそれを活かした教育成果が期待できる者
 以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

教育学部 ~「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」と、広く社会で子どもを育てる活動や、それを支援できる「教育者」を養成する~

 教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動にかかわり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」、「教育力」、「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志をもつ者を受け入れることを基本方針としています。具体的には、以下のような人材を受け入れます。

●人間・社会に対する幅広い関心をもち、教育・保育現場などで学びと育ちを支える資質を身につけようとする意欲をもつ者。
●高等教育に相応しい学力をもち、主体的に問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲をもつ者。
●多様な価値観への理解・共感をもち、相互に人間的な成熟へと向かうことが期待できる者。
●関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲をもつ者。

 以上を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校段階までに身につけた「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」をそれぞれの入学試験において重みづけを行い、評価しています。 

総合政策学部 ~「自然と人間の共生、人間と人間の共生」を基本理念として地球社会の要請に応える人材を育成する~

 本学部が教育研究の目的としている、現代社会の諸問題に的確に対応できる人材を養成するため、必要となる基礎的学力を有することを前提としつつ、資質の異なる多様な学生を受け入れるlことにより、相互に刺激しあい学びあう教育研究環境の場を整えます。入学に必要となる基礎的学力としては、文理の幅広い学びとともに、入学後の教育に対応できる一定の外国語運用能力を有していることが望まれます。また学生の資質としては、特に社会への幅広い関心と考える力、主体性をもって多様な人々と協働し学ぶことができることが求められます。学生は入学後、入学前の基礎的知識のうえに本学部の理念である共生への理解を深め、各自が関心をもつ専門領域において必要となる能力を身に着けるとともに、異なる専門領域についても幅広い学びを探求することが期待されます。
 以上の項目を募集方針の要素として、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施しています。高等学校における基礎学力の「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価しています。

理工学部 ~基礎的研究力の素養を持ち、多様な価値観と普遍的な倫理観を備えた科学技術者を育成する~

 自然科学の基本原理とその応用について教育と研究を行い、自然科学・科学技術と建学の精神であるキリスト教主義教育を基盤において人類の進歩に貢献する理工学部の理念の下、次のような学生の入学を期待します。

<理工学部が求める学生像>
・自然科学・科学技術の発展を通じて、自律的な態度をもって人類の進歩に貢献しようとする学生
・理数系科目の十分な学力を有し、自然科学・科学技術分野の体系的な知識・技能を高い意欲をもって修得しようとする学生
・人文・社会系科目の基礎学力を有し、多角的な視点を意欲的に身につけようとする学生
・日本語および英語の基礎学力を有し、その学力を基に文章読解・作成、コミュニケーション能力の向上に努める学生
以上の求める学生像に基づいて、教科・科目を設定して筆記試験を中心とする一般選抜入学試験と、面接等を採り入れた各種入学試験を実施します。高等学校における学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を、それぞれの入学試験において重み付けを行い評価します。


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入学試験ごとのアドミッションポリシー

1.一般選抜入学試験

 一般選抜入学試験は、各学部での教育に必要な「総合的な学力を持つ受験生を選抜する」ものです。
 一般入学試験では各学部の教育理念・目標に基づき試験教科・科目、配点を設定し、筆記試験により関西学院大学で学ぶために必要な学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を判定するための問題を独自に作成しています。
 全学日程の文系入学試験では本学で学ぶために必要な「英語」「国語」を必須とし、「日本史」「世界史」「地理」「数学(記述式)」を選択科目とし筆記試験を実施します。全学日程の国際学部については、高い英語能力を有する生徒を評価するため、「英語」に特化した「英語」「英語論述型」による入学試験も実施しています。
 学部個別日程の文系入学試験では本学で学ぶために必要な「英語(記述式含む)」を必須とし、「国語(記述式含む)」「日本史」「世界史」「数学(記述式)」を選択科目とし筆記試験を実施します。なお文学部では「国語(記述式含む)」「日本史」「世界史」「数学(記述式)」に加えて「地理」を選択科目に加えています。人間福祉学部については学部個別日程において「英語」「国語」の2科目による筆記試験を行っています。教育学部については初等教育コースの主体性評価方式の入試において、高等学校における生徒会活動、学校行事、課外活動等でのリーダーシップを、調査書と提出書類を合わせて評価する入学試験を実施します。
 理系入学試験においては全学日程・学部個別日程ともに、本学で学ぶために必要な「英語(学部個別日程のみ記述式含む)」「数学(記述式)」を必須とし、理科(記述式)「物理」「化学」「生物」のいずれかを選択する筆記試験を実施しています。
 
 一般入学試験関学独自方式日程は、英語・数学型、関学英語併用型、関学数学併用型の3方式を実施しています。英語・数学型は、関西学院大学独自の「英語(記述式含む)」と「数学(記述式)」による筆記試験を実施し、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を判定しています。関学英語併用型・関学数学併用型は、関西学院大学独自の「英語(記述式含む)」または「数学(記述式)」に、大学入試センター試験の教科・科目の得点を加味し、各学部で学ぶための学力と総合的な基礎学力を有する生徒を選抜するために実施しています。

 大学入試センター試験を利用する入学試験は、「一般入試とは異なるタイプの受験生を受け入れるための入試制度」と位置づけています。大学入試センター試験で実施している教科・科目の筆記試験をもとに、本学で学ぶために必要な総合的な基礎学力を「知識・技能」を中心に判定を行い、大学入試センター試験の得点のみで合否判定を行います。1月出願においては、総合政策学部3科目英数型を除く文系学部は「英語」「国語」を必須として、「数学」「理科」「地理歴史」「公民」から高得点を採用する方式を3科目型、5科目型の方式で実施しています。理工学部は「英語」「数学」を必須として各学科の学びに必要な科目について必須科目もしくは選択科目として加え科目数を設定し、高等学校における各教科の基礎学力のうち「知識・技能」を評価します。3月出願においては、文系学部は「英語」を必須とし、「国語」「数学」「理科」「地理歴史」「公民」から高得点科目を採用する方式を実施しています。理系学部は「英語」「数学」を必須として各学科の学びに必要な科目について必須科目もしくは選択科目として加え、高等学校における各教科の基礎学力のうち「知識・技能」を評価します。
 また、大学入試センター試験を利用する入学試験(1月出願 英語検定試験活用型)は、「読む」「書く」「聞く」「話す」の英語の4技能を身に付けた生徒を選抜するために、提出された書類のうち英語検定試験のスコアを出願資格として高く評価し、大学入試センター試験の教科・科目の得点を活用して実施する入学試験であり、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を得点として評価し、検定試験に取り組んだ「主体性」を高く評価します。

2.グローバル入学試験

 グローバル入学試験は、入学後、本学のスーパーグローバル大学創成事業におけるインターナショナル・プログラムに積極的に取り組むことを希望する生徒や、将来、国際的な活躍を目指す生徒を対象に5つのカテゴリーで実施する入学試験です。
                                          

①国際貢献活動を志す者のための入学試験

 国際貢献活動を志す者のための入学試験は、関西学院大学が先駆として実施している学生の国際社会貢献活動プログラムに参加することを志す者で、秀でた英語コミュニケーション能力を有し、国際的課題に関し興味を持ち課題解決のための提案を行い、実践しようとする意欲を持つ者を対象とした入学試験です。英語検定試験においてCEFR B2以上を有する生徒、課題研究や模擬国連等に取り組み知識・技能、思考力・判断力・表現力を有し主体性・多様性・協働性を高めた課題解決能力を有する生徒を対象に出願資格を設定し評価を行っています。一次審査においてはこれらの実績や成果と、提出された志望理由書等の書類と合わせた書類審査と口頭試問・適性面接審査により評価を行います。口頭試問・適性面接審査では日本語および英語による面接により、国際的な知識や英語コミュニケーション能力、発展途上国でのプログラムに参加するために必要なチャレンジ精神、価値観や粘り強さを評価しています。二次審査では志望する学部の面接により学ぶ意欲や人間性などを評価し選抜を行います。

②英語能力・国際交流経験を有する者を対象とした入学試験

 英語能力・国際交流経験を有する者を対象とした入学試験は、関西学院大学のインターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)において国際社会で活躍する能力を身に付けることを志し、秀でた英語コミュニケーション能力を有する者、もしくは国際交流体験による異文化社会における経験を有する者で、国際的課題に関し興味をもち課題解決のための提案に意欲を有する者を対象とした入学試験です。出願資格として、英語検定試験において(CEFR B1程度以上)を有する生徒、海外における留学経験を有する生徒、模擬国連等に取り組み問題解決能力を育んだ生徒、英語弁論大会、英語エッセイコンテスト等において入賞した経験を持つ英語コミュニケーション能力を有する生徒を対象に設定し、調査書など提出された書類とあわせて、「主体性」を中心とした書類審査を行っています。また、英語を題材とした論述筆記試験、日本語小論文試験を実施し「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を評価し、書類審査の結果と合わせた総合評価による一次審査を行います。二次審査では志望する学部の面接により学ぶ意欲や人間性などを評価し選抜を行います。

③インターナショナル・バカロレア入学試験

 インターナショナル・バカロレア入学試験は、関西学院大学のインターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)において、国際社会で活躍する能力を身につけることを志す者で、国際的に認められた大学入学資格であるインターナショナル・バカロレアDP(ディプロマ・プログラム)の課程を修了後、統一試験に合格し、インターナショナル・バカロレア資格を有する者を受け入れるための入学試験です。出願時においてフルディプロマを取得済みの者でスコアが32ポイント以上の者、もしくは取得見込でIB PREDICTED SCOREが出願時に32ポイント以上である者は英語論述審査が免除となります。また日本の一条校において上記のスコアを有する者は日本語小論文が免除となります。これに満たない者については、英語を題材とした論述試験・日本語小論文試験を実施し「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を評価する一次審査を行います。二次審査においては学部の面接により学ぶ意欲や人間性などを評価し選抜を行います。

④グローバルキャリアを志す者のための入学試験

 グローバルキャリアを志す者のための入学試験は関西学院大学のインターナショナル・プログラム(国際教育プログラム)もしくは総合政策学部独自のカリキュラムである(グローバルキャリア・プログラム)において、国際社会で活躍することを志し、英語コミュニケーション能力をもつ者を対象とした入学試験です。国際社会で活躍する能力を身につけることをめざし、現代社会で話題となっている様々なニュース、トピックに対して、自身の知識や考えを英語で伝えることのできる生徒を対象に実施します。一次審査においては筆記審査を行い、現代社会で話題となっているトピック4題のうち、2題を選択し、それぞれ英語300語程度のエッセイを書いてもらいます。また自分の書いたエッセイに適切な英語のタイトルをつけてもらいます。トピックはいずれも英語で書かれており、それらに関する情報や資料は掲載されていません。そのトピックについての知識、考え方も評価の対象とします。新聞などで社会の動きを知っていることも問われます。二次審査においては、個人面接を行い学ぶ意欲や人間性を評価し書類審査と合わせて総合的に評価し選抜を行います。

⑤グローバルサイエンティスト・エンジニア入学試験

 グローバルサイエンティスト・エンジニア入学試験は国際的に活躍する科学者や技術者となることを志し、自然科学に関する科目について一定の学力を有し、秀でた英語コミュニケーション能力を有する者、インターナショナル・バカロレア資格を有する者、高等学校在籍時に海外において自然科学に関する教育を受けた経験を有する者もしくは自然科学分野における特記すべき国際交流経験を有する者、国際科学技術コンテストに出場した経験を有する者を出願資格として設定し、調査書等提出された書類とあわせ「主体性」を中心に書類審査を行います。また、面接審査では志望する学科の学びに関する口頭試問により「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに学ぶ意欲、人間性を評価し、書類審査の結果と合わせて総合的に評価し選抜を行います。

3.公募推薦入学試験

1)スーパーグローバルハイスクール対象公募推薦入学試験

 関西学院は、キリスト教主義に基づく「学びと探究の共同体」として、ここに集うすべての者が生涯をかけて取り組む人生の目標を見出せるよう導き、思いやりと高潔さをもって社会を変革することにより、スクールモットー”Mastery for Service”を体現する、創造的かつ有能な世界市民を育むことを使命としています。
 2014年度よりスタートした文部科学省スーパーグローバルハイスクール事業は、急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、社会課題に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付けることを重視し、課題研究と高大連携を二本の柱として教育プログラムの開発を目指しています。
 このスーパーグローバルハイスクールや本学が教育連携を行う高等学校において、課題研究を通じて能力を高めた生徒を、多面的・総合的に評価を行い、積極的に受け入れ、本学が採択されたスーパーグローバル大学事業への接続を促進するための公募推薦入学試験を実施します。
 一次審査においては書類審査を行います。さらに二次審査において学部毎に面接・集団討論・プレゼンテーションを行います。課題研究を通じて培った「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的、多元的に評価を行います。高等学校までの学びを通じて培ったありのままの力を評価しますので、入学試験のために特段の準備を必要とするものではありません。

2)スーパーサイエンスハイスクール対象公募推薦入学試験

 関西学院は、キリスト教主義に基づく「学びと探究の共同体」として、ここに集うすべての者が生涯をかけて取り組む人生の目標を見出せるよう導き、思いやりと高潔さをもって社会を変革することにより、スクールモットー”Mastery for Service”を体現する、創造的かつ有能な世界市民を育むことを使命としています。
 文部科学省スーパーサイエンスハイスクール事業の趣旨は、高等学校及び中高一貫教育校における先進的な理数教育を通じ、生徒の科学知識・技能と科学的思考力・判断力を高めることにより将来の国際的な科学技術系人材の育成を図ることとなっています。
 スーパーサイエンスハイスクールにおいて、課題研究を通じて能力を高めた生徒を、多面的・総合的に評価を行い、積極的に受け入れ、本学が採択されたスーパーグローバル大学事業への接続を促進するための公募推薦入学試験を実施します。
 一次審査においては書類審査を行います。さらに二次審査において学部毎に面接・集団討論・プレゼンテーション・口頭試問を行います。課題研究を通じて培った「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的、多元的に評価を行います。高等学校までの学びを通じて培ったありのままの力を評価しますので、入学試験のために特段の準備を必要とするものではありません。

3)理工学部 公募制推薦入学試験

<物理学科>
 物理学科では、自由な発想と幅広い思考を武器に様々な問題に取り組める人材の育成を目指すにあたり、本入試において、物理学や天文学の体系的な知識・技能の習得とその活用に高い情熱を有する者を求めます。
 審査においては、面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに物理学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<生命科学科>
 生命科学の知識及び技術の習得に情熱を有し、関西学院大学理工学部に入学を希望する優秀な者を推薦制度によって迎え入れることにより、生命科学の発展に資することのできる創造性豊かな人材の育成に努めることを目的としています。
 審査においては、小論文審査を行い、論理的な思考力と表現力の有無を判定します。また面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに生命科学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<生命医化学科>
 生命医化学の知識及び技術の習得に情熱を有し、関西学院大学理工学部に入学を希望する優秀な者を推薦制度によって迎え入れることにより、生命医化学の発展に資することのできる創造性豊かな人材の育成に努めることを目的としています。
 審査においては、面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに生命医化学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<人間システム工学科>
 人間システム工学科では、感性豊かな映像や音楽を実現するメディア技術、あるいは人間と実空間・環境との関わりを考えるユビキタス・ロボティクス技術に必要な学問を指向します。またデザインやインタラクションといった先端学際領域(様々な技術分野を統合して解決する学問分野)の観点から人間をトータルシステムとしてとらえた教育と研究を行います。人間の特性や感性をよりよく理解し、社会のニーズに対応できる実力を蓄えるだけでなく、新しい人と人工物のインタラクション、および人工物を介した人と人のインタラクションを創造できるような人材を育てます。
 このような趣旨のもとに本公募制推薦入試では従来の学力試験ではとらえきれない能力を持ち、可能性を秘めた学生を募ります。コンテンツ制作(映像・音楽作品、ゲーム、携帯アプリ、フリーウェアやインタラクティブアート等を幅広く対象とする)やロボット等のハードウェアを伴うシステムの制作経験のある創造性豊かな学生を求めます。
 審査においては、作品審査を行い、本学人間システム工学科の講義・演習を理解するために必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の有無を判定します。また面接審査(口頭試問)を行い、人間システム工学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類・作品審査の結果と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

4.AO入学試験

 関西学院大学のスクールモットーは“Mastery for Service(奉仕のための練達)。 これは、第4代院長C.J.L.ベーツ宣教師が学生たちに与えた言葉で、 「奉仕のための練達」と訳されています。わかりやすく言えば、「人々に奉仕できる、社会に役立つ知識と人間性を、自らの主体性を持って磨き上げよ」ということです。
 本学が目指す全人教育は、専門知識の修得だけでなく、その専門知識を社会の善として活用し人類の幸福に資する知識とするための教育です。そのためには、知育教育だけでなく、スポーツや芸術などの情操教育や社会貢献活動などが大きな役割を果たします。関西学院大学では、その教育目的を具現化できる、意欲に満ちた受験生を求めています。
 AO入学試験は、従来の教科科目の筆記試験だけでは測ることができない多様な能力や、様々な経験や活動を通じて身につけた豊かな人間性、あるいは将来性・可能性などを、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の観点から多面的かつ積極的に評価する制度です。本学のAO入学試験は、各学部が独自のアドミッション・ポリシーを掲げてそれぞれの審査方法で選考する方式であり、大学教育を受けるために必要な基礎学力があり、 各学部が定める受験資格を満たしていれば、自分の意志で出願できる自己推薦型です。

神学部

 関西学院大学神学部は、1889年の関西学院創立と同時に設置された、最も古い伝統ある学部です。神学部はその設立時からキリスト教の伝道者育成を主要な目的として掲げています。1952年に新制大学の一学部として開設されてからも、学術的な質を高めつつ、高度な専門性を持つ伝道者・クリスチャンワーカーの育成に力を注いで来ました。
 世界の動向を視野に入れ、21世紀における日本と世界のキリスト教宣教を担うためには、将来の伝道者・クリスチャンワーカーがしっかりしたキリスト教に関する専門的な知識を身につけるとともに、社会の諸現象への深い洞察力を持ち、他の諸分野と学問的な対話をする力を養う必要があります。
 本学部では、このような趣旨に基づき、従来の学力審査では十分に表現できなかった多彩な能力を評価するためAO入試を行います。このAO入試では、自分自身の考えを表現し、対話する能力を評価するとともに、キリスト教信仰に根ざして伝道者・クリスチャンワーカーとなろうとする志、社会での経験や異文化との出会い、自分らしい思考や資格を重んじています。高校生、社会人や帰国生徒などの枠を越えて、広く志願者を募っています。
 入学者選抜に際しては上述の趣旨にのっとって総合的に判断しますが、提出された書類・調査書によっておもにキリスト教理解を中心とした「知識・技能」と志望動機とを評価し、面接審査によっておもに「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を評価します。

文学部

 関西学院大学文学部は、本学のスクールモットーであるMastery for Service(奉仕のための練達)の精神を踏まえ、人間の本質を追究するために深い学識と広い視野を養う学びの場です。文化や歴史、心理、文学や言語の教育研究を通じて、人間存在の営みの本質や現代的・普遍的な課題を追究します。
 本学部では、このような考えに基づいて、AO入試を実施します。この入学試験は、従来の一般学力試験では判断することができない多様な能力を積極的に評価し、文化・芸術活動や語学能力で顕著な実績を持つ人で、意欲あふれる人を求めます。また、豊かな社会経験を勉学・研究に活かそうとする人を求めます。
 審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。さらに面接審査においては上述の本学部で学ぶ意欲を中心に総合的に評価を行います。

社会学部

 関西学院大学社会学部は、知的好奇心と探究心にあふれ、幅広い視野・知識と柔軟な思考力を持ち、さらにそれに基づいた強い意志と行動力をもつ人材の育成をめざしています。問題意識を持ち、幅広く学び、自分の頭で考え、自分の体で調べ、自信をもって行動することのできる人間こそ、現代社会のそれぞれの現場で、さまざまな問題を発見し、そして解決していくことのできる人間だと考えるからです。また、そうした一つ一つの積み重ねによってこそ、よりよい社会が実現できると考えるからです。
 本学部では、このような趣旨に基づいて、従来の一般学力試験では十分に発揮できなかった多様な能力を積極的に評価するために、AO入試を実施します。この入学試験は、大学教育を受けるにふさわしい基礎学力を前提としたうえで、スポーツ活動、文化・芸術活動、社会貢献活動(ボランティア活動など)などの分野において、優れた活動を経験し、しかもその経験から得たものを大学での勉学と自己陶冶に活かして、本学部がめざす柔軟な思考力と積極的な行動力をもった人間に成長する可能性のある者を、積極的に迎え入れようとするものです。
 したがってAO入試に応募する皆さんに問うのは、単なる活動の実績ではありません。皆さんがそれぞれの活動の経験から何を得て、どれだけ成長したのか、そしてそれらの成果を本学部での勉学と自己陶冶の基礎としつつ、さらに大きく飛躍する意欲をどれだけ持っているか、まさしくこの点を問うのです。
 審査は、書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、「態度・関心」「知識・思考」「技能・表現」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては、提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から、「態度・関心」「技能・表現」を中心に評価します。筆記審査においては、日本語資料および英語資料による読解・論述審査を行い、「知識・思考」「技能・表現」を中心に評価します。さらに面接審査においては、「態度・関心」「技能・表現」を中心に、総合的に評価します。

法学部

 関西学院大学法学部は、本学のスクールモットーであるMastery for Serviceの理念のもと、ソーシャル・アプローチという教育方針にもとづき、法学・政治学を多面的に考察することによって、幅広い社会現象を深く洞察できる力を養うとともに、明確な目的意識を持って社会に奉仕する精神を持った人材の育成をめざしています。また、国際化、高度化する現代社会においては、様々な分野において、豊かな人間性や高いコミュニケーション能力を持ち、リーダーシップを発揮して社会に貢献できる人材が求められており、このような素養を有する者を受け入れたいと考えています。
 したがって、法学部では、大学での教育に必要な基礎的学力を有していることを前提に、一般入学試験では判断することが難しい様々な能力や社会奉仕精神を含む豊かな人間性、優れたコミュニケーション能力、またはリーダーシップを持ち、目的意識の高い学生を募集します。
審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。さらに面接審査においては上述の本学部で学ぶ意欲を中心に総合的に評価を行います。

経済学部

 関西学院大学経済学部は、経済学の専門的知識や現実経済の背景にあるさまざまな文化や伝達手段を身につけることを通じて、社会に貢献し、その社会への貢献を通じて自分自身をも磨ける人間を育てることを目的としています。
 大学教育の場を活気と創造性に満ちたものにするためには、個性ゆたかで活力ある学生を受け入れることで、学生たちの間に生き生きとした状況を作り出し、さらには大学教育そのものを活性化すると考えています。経済学部が求めるのは、学問を通じて発揮される活力です。このような活力は、単に勉学においてだけではなく、生活全般にわたる人間としての働きのなかで培われるものです。そこで、高校時代の勉学のほか、学校内外での様々な活動に積極的に取り組んだ経験を通じて培われた能力や人間性、社会人としての経験などを出願資格とし、AO入試を実施します。
 審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。また、二次審査の面接審査では二つの方式を設けています。自己推薦型ではプレゼンテーションにより表現力・主体性などを評価しながら、上述の本学部で学ぶ能力や人間性などを中心に評価を行います。数学能力重視型では、数学に関する口頭試問を行い数理的能力について評価しながら、上述の本学部で学ぶ能力や人間性などを中心に評価を行います。

商学部

 関西学院大学商学部の教育は、本学のスクールモットーである“Mastery for Service(奉仕のための練達)”の精神を踏まえ、真に創造的な能力を有するビジネスパーソンの育成(Fostering Creative Minds for Business)を目的としています。このような教育理念と目的を具現化するために、現代社会の中で企業などの果たす役割、その行動原理と仕組み、そこで用いられる政策や管理技法、これら政策や管理技法の与える影響、企業などの社会的責任・倫理の重要性などを体系的に教育してきました。
 激動の現代社会において、このような教育理念を実現し、本学の教育目的をより一層効果的に達成するためには、様々な経験や活動を通して豊かな人間性を身につけ、本学の建学の精神を理解し、商学部で学びたいという強い意志を持っている者を日本全国から商学部に迎え入れることが必要です。そこで、従来の学力審査では十分にとらえることができなかった多彩な能力を認識し、当該能力を多面的に評価するために、AO入試を実施します。
 審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。さらに面接審査においては上述の本学部で学ぶ意欲を中心に総合的に評価を行います。              

人間福祉学部

 人間福祉学部は、関西学院大学のなかで伝統のある「福祉」の分野をさらに進化させ、「人間そのもの」そして「その生活環境としての社会」について理解を深め、よりよい社会の実現をめざして学ぶ学際的分野をテーマとする実学志向の学部です。
 社会福祉学科では、社会的支援の必要な人の自立や自己実現の援助、福祉に関する政策や現実を学び、未来の福祉を担うソーシャルワーカーとしてリーダーシップを発揮できる人材、社会起業学科では、国際的な視点とコミュニケーション能力を養い、地域社会や国際社会に貢献できる行動力と知識を身につけ、社会起業とともに企業、自治体、NPO・NGO、国際機関などで社会のあり方を提案できる人材、人間科学科では、人間を「こころ(スピリチュアリティ)」と「身体」の両面からとらえ、「こころ」や「身体」を病む人や悲しみの中にある人に寄り添い、人々のQOL(いのちの質・生活の質)を支える人材を育成します。
 AO入試では、基礎的な学力に加えて、社会貢献活動、文化・芸術活動の実績、体験・経験、創造力、能力・資格、リーダーシップなどで特色を持つ者、豊かな人間性と学ぶ意欲を持つ者を積極的に受け入れます。
審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。さらに面接審査においては上述の本学部で学ぶ意欲を中心に総合的に評価を行います。

国際学部

 関西学院大学国際学部では、「国際性の涵養」という教育・研究上の理念を達成するため、「国際事情に関する課題の理解と分析」を教育・研究上の目的としています。その目的の達成を通じて、「国際性」(世界理解、国際理解のための能力)と「人間性」を備えた世界市民として、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材の養成をめざしています。その教育・研究上の目的は、学生が高い外国語能力を習得し、世界の各地域を様々な角度(特に人文・社会科学の観点)から理解し、分析できるようになることです。
 本学部では、このような教育・研究上の理念・目的に基づいて、AO入学試験を実施します。この入学試験では、本学部に強い関心と学習意欲を持ち、文化・芸術活動に関して秀でた体験や経験を有する人、社会人を対象として、従来の一般学力試験では判断することができない多様な経験、活動を通じて身につけた豊かな人間性、将来性、可能性、能力を多面的に、積極的に評価します。
 審査は書類審査・筆記審査・面接審査を通じて、学力「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・多元的に評価します。書類審査においては提出された書類や調査書に基づき、高等学校での学びや活動の成果から「主体性・多様性・協働性」などを中心に評価を行います。筆記審査においては日本語資料による読解・論述審査、英語資料による読解・論述審査を行い「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を中心とした学力を評価します。さらに面接審査においては上述の本学部で学ぶ意欲を中心に総合的に評価を行います。

教育学部

 教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動にかかわり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」、「教育力」、「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志をもつ者を受け入れることを基本方針としています。具体的には、以下のような人材を受け入れます。

●人間・社会に対する幅広い関心をもち、教育・保育現場などで学びと育ちを支える資質を身につけようとする意欲をもつ者。
●高等教育に相応しい学力をもち、主体的に問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲をもつ者。
●多様な価値観への理解・共感をもち、相互に人間的な成熟へと向かうことが期待できる者。
●関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲をもつ者。

 以上を募集方針の要素として、多様な能力を評価するAO入試を実施します。高等学校段階までに身につけた「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を書類審査、筆記試験(英語論述審査・課題小論文審査)、グループディスカッション等および、個人面接を行い、総合的に評価します。

総合政策学部

 現代社会は、環境破壊や資源・人口問題、国際紛争など多くの深刻な問題をかかえており、各国政府や国際機関、非政府組織、民間団体などさまざまな組織や団体が、問題の解決をめざしています。関西学院大学総合政策学部では、“Think globally. Act locally.”(地球規模で考え、足元から行動せよ)をモットーに、こうした地球規模の問題に対して、いかにして適切な政策を打ち出せるかを幅広い学問領域を結集させ、総合的に追求しています。
 総合政策学部が求めている学生像は、現実世界の問題に対してしっかりとした問題意識をもち、解決に向けて情熱を持って取り組むことで、人々がより幸福に暮らすことのできる社会の実現に貢献しようとする学生です。総合政策学部では、このような学生は少なくとも次のような能力を備えていなければならないと考えています。1つ目は、現実世界の問題を解決したいという志と情熱を持っていることです。2つ目は、複雑に入り組んだ現実世界の問題を解きほぐし、その中から具体的な課題を発見・抽出するための想像力と論理的な思考力です。3つ目は、自らの考えや意見、政策提案を的確に表現し、伝達するための発信型のコミュニケーション能力です。
 総合政策学部では、第1次審査として読解・論述審査を行います。第1次審査では、記憶力や単なる知識だけでは測れない読解力、思考力、論理力、表現力などを多面的に評価します。第2次審査では面接試験によって皆さんの情熱や想像力、論理的な思考力を審査し、提出された書類と合わせて、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」について評価を行います。

理工学部

 関西学院大学理工学部は、自然科学の基礎をしっかり学び、それらを応用に生かしていく能力を養いたいと考えている若者たち、本学の建学の精神を背景にして、人格形成、自己の確立に努め、自然科学の知識や能力に優れているだけでなく、人間として深みのある科学者や技術者になりたいと考えている若者たち、そのような人々を対象にAO入試を実施します。豊かな自然の中にある神戸三田キャンパスに、最新鋭の研究装置・設備を備えた理工学部で、自然科学の真理の探究に挑戦してみませんか。そんな意欲のある若者たちが多数受験してくれることを願っています。

<数理科学科>
 数学は人間の持つ論証能力を用いて、数や図形の性質の探求、自然現象と社会現象の記述などを対象とする学問です。従来は、具体的事例から抽象されたモデルやその性質を調べる抽象的側面が強調されたこともありますが、現在では、高度に発達した数学を自然現象と社会現象に適用して理解を深め、科学技術の発展や人間活動に貢献するという方向が顕著になってきています。
 2009年度より新設された数理科学科は物理学科数学専攻を発展拡充したもので、従来の数学と応用にも範囲を広げた応用数理の2つのコースがあります。ただし、コース分けは4年生からで、それまでは大学数学の基礎知識の修得とその応用能力の向上に努めます。数学の応用に当って必須のコンピュータ運用能力の向上を計ることもその一環です。
 数理科学科では、AO入試において、高校生、社会人や帰国生徒などの枠を超えて広く、「自由な発想」ができて「確かな思考力」を備えた、優秀な学生を求めます。
 審査においては、面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに数理科学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類の結果と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<物理学科>
 電子機器をはじめ、私達の身の回りで物理学の知見を利用しないものは少ないでしょう。この事実は、物理学の特徴をよく表しています。
 物理学は、様々な現象に共通する少数の機構や原理を見出し、それらによって多くの現象を理解しようとします。こうして得られた重要な原理は、理解したかった現象のみならず、より広い現象にも適用できることがあります。この、個々の対象にとらわれない物理学の考え方・方法が、単なる技術改良に留まらない、今までに存在しなかった新しい技術の創生を導いてきました。
物理学をしっかり学ぶことで、その知識と応用力が得られますが、何よりも、その学びの過程で、現状を論理的に分析して課題を発見し、対応を考える能力が鍛えられます。よって、物理学を学ぼうとする者には、まず、データに基づきながら物事を幅広くとらえ、粘り強く考えようとする強い意欲が必要です。そして、現代社会は、このような能力・意欲をもつ人材を求めています。
 物理学科では、AO入試により、基礎学力をもとに暗記にたよらない自由な発想と幅広い思考のできる/意欲をもつ者を求めます。そして、物理学科で進められている、宇宙物理、物性実験、理論物理などの研究活動を通じて、社会に貢献できる人材を育成したいと考えています。
 審査においては、面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに物理学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類の結果と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<先進エネルギーナノ工学科>
 地球温暖化を防止し、持続可能な社会を実現するためには、新たなエネルギー技術の開発が不可欠であります。そのためには、従来の技術の枠組みに捉われない、学際的な新たな取り組みが必要です。
 先進エネルギーナノ工学科は、ナノテクノロジーをベースとした新しいエネルギー科学・工学の教育研究を通して、上記課題の解決にチャレンジします。本学科では、エネルギーを「創る」、「蓄える」、「運ぶ」、「有効に使う」の4つの分野において、「ものづくり」をキーワードに、基礎から応用までの体系的な教育研究を行うことにより、今度のグリーンイノベーションの核となる技術と人材の創出を目指しています。
 本学科の卒業生は、電子・電気、素材、通信、自動車、重化学工業、エネルギーなどの産業や、エネルギー政策に携わる行政などの分野での活躍が期待されます。本学科で培った基礎力・応用力・柔軟な思考力を駆使して、我が国が抱えるエネルギー問題に新たな視点から取り組むことができる人材として活躍します。
 このような趣旨のもと、先進エネルギーナノ工学科ではAO入試によって、持続可能な社会を実現するための新しいエネルギー科学・工学に強い興味をもち、主体的な学びを通して成長しようとする意欲的な学生を募ります。
 審査においては、面接審査(口頭試問)を行い、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」とともに先進エネルギーナノ工学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類の結果と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<情報科学科>
 情報技術は社会のニーズの多様化に応えながら、日進月歩の発展を遂げるとともに、インターネットやスマートフォンなどの通信技術と連動することで、われわれの社会に深く浸透しています。
 情報科学科では、次世代の情報通信を支える先進的な技術を開発できる人材を育成するため、情報システムとネットワークシステムに関する教育と研究に取り組んでいます。さらに、情報通信技術を基盤とした新しい産業や生活スタイルの創造を目指しています。このため、基礎的な理論を十分に学んだ上で、実践的なプログラミングや応用技術を駆使できる潜在力を秘めた、意欲と知的好奇心に富んだ学生に是非入学して欲しいと考えています。
 このような趣旨のもとに、情報科学科ではAO入試によって、学力試験のみではとらえきれない能力を持ち、情報通信技術およびそれを活かした分野で活躍する可能性を秘めた学生を広く募ります。プログラム制作(CやJavaなどによるプログラム、スマートフォン用アプリ、ホームページ、ゲーム等)や、情報処理やインターネットに関連したプロジェクト(文化祭などでの情報機器を使った展示、クラブのホームページ作成、情報機器を使ったボランティア活動等)の経験のある創造力豊かな学生を求めます。
 審査においては、提出された「作品資料」について審査を行い、本学情報科学科の目指す学問についての関心の深さ、意欲やセンスを評価するとともに、講義・演習を理解するために必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の有無を判定します。また面接審査(口頭試問)を行い、情報科学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類・作品資料の評価と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

<人間システム工学科>
 ユーザの好みや感性に合わせた製品の開発など、人間を中心としたものづくりが産業における主要な課題となっており、改めて人とコンピュータシステムとの関わりが注目されています。
人間システム工学科では、感性豊かな映像や音楽を実現するメディア技術、あるいは人間と実空間・環境との関わりを考えるロボティクス技術やユビキタス技術の研究分野を強化します。またデザインやインタラクションといった先端学際領域(様々な技術分野を統合して解決する学問分野)の観点から人間をトータルシステムとしてとらえた教育と研究を行います。人間の特性や感性をよりよく理解し、社会のニーズに対応できる実力を蓄えるだけでなく、新しいヒューマンシステムインタラクションを創造できるような人材を育てます。
 このような趣旨のもとに、本学科ではAO入試によって、従来の学力試験ではとらえきれない能力を持ち、可能性を秘めた学生を広く募ります。コンテンツ制作(映像作品、音楽作品、ゲーム、携帯アプリ、アート等幅広く対象とする)やロボットの制作、またはこれらに関連したプロジェクト(文化祭や卒業式での映像を用いたイベントなど)の経験のある創造性豊かな学生を求めます。理系に限定せず、人間の心理的な特性や感性に興味を持つ意欲のある学生を求めます。
審査においては、提出された「作品資料」について審査を行い、本学人間システム工学科の目指す学問についての関心の深さ、意欲やセンスを評価するとともに、講義・演習を理解するために必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の有無を判定します。また面接審査(口頭試問)を行い、人間システム工学科で学ぶ意欲や「主体性・多様性・協働性」について評価し、出願時提出書類・作品資料の評価と合わせて総合的に判断し選抜を行います。

5.帰国生徒入学試験

 国際化時代に伴い、海外において勤務する日本人の数は多数にのぼっています。また、外国文化摂取のために長期留学する者も増加しています。この現象に伴う帰国生徒の教育問題は高い関心事となっています。しかし、海外での教育条件や生活環境などの違いによって大学に進学できる能力を有しながらも、日本の大学入試制度に対応できないために、正当に評価されていないという問題が指摘されてきました。これに対して、本学では、全国の大学に先駆けて1964年に帰国生徒の受け入れについての規程を制定し、その先進性で評価されています。
この入学試験は、帰国生徒の海外での経験を評価して受け入れるためであると同時に、多様な学生を受け入れることによってキャンパスの活性化を図る教育的効果も期待し、いわゆる「多元的入試」の一環として行っています。諸外国で勉学してきた帰国生徒が海外での貴重な経験と知識を生かし、学内での相互交流を通して学識や人間性をより一層高め、将来の日本および世界を支えていく真の国際人として成長していくことを期待しています。
筆記試験を実施する学部については、英語、日本語に関する知識・技能、思考力・判断力・表現力の評価を行い、面接試験において海外での体験において培った主体性・多様性・協働性や、本学で学ぶ意欲について評価を行います。

6.国連難民弁務官駐日事務所との協定による難民を対象とする推薦入学試験

「難民を対象とする推薦入学制度」は、関西学院大学と国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所との協定に基づき実施する入学制度です。これは本学の建学の精神に基づく「人類の幸福と平和に資する世界市民の育成」を現代に即したかたちで実現するためのものです。
日本で生活する難民の方々は、厳しい環境下におかれています。特に教育面では、本人や家族の経済的事情や、母国での出身校の卒業証明が得られないなどの理由で、高等教育を受ける機会を失っている場合が少なくありません。それが就労条件の悪化、さらには、経済的事情の悪化につながっています。
こうした状況を少しでも改善することを目的とするこの推薦入学制度で入学した生徒が、高い教養と専門性を身につけ、将来、日本、母国あるいは国際社会において平和の構築や社会の発展を支える人材へと成長することが期待されています。また関西学院大学で共に学ぶ他の学生にとっても、迫害や戦争といった国際社会が抱える問題を身近に捉えるとともに、日本国内の国際化を意識する機会となります。
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所の推薦に基づき、面接を行い本学で学ぶ意欲を中心にしながら「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」について評価を行います。

7.スポーツ能力に優れた者を対象とした入学試験

 関西学院大学スポーツ能力に優れた者を対象とした入学試験
この選抜入学試験制度は、スポーツ活動において優れた能力と競技実績を有し、入学後は学業と課外活動を両立させる強い意欲をもつ者を積極的に受け入れ、本学における教育の活性化と課外活動の一層の振興に寄与することを目指すものです。提出された書類に基づきスポーツ実績を評価するとともに、本学で学ぶにあたっての基礎学力、知識、表現力、論理的思考力を筆記試験により評価を行います。一次合格者に対する二次審査は面接審査を実施し志願する学部で学ぶ意欲を中心に評価を行います。

文学部特別推薦入学試験(スポーツ活動)

 さまざまな優れた能力をもつ者に文学部で学ぶ機会を与えるという観点から、高等学校においてスポーツ活動で優れた能力と競技実績をもち、大学教育を受けるに必要な基礎学力を有する者を選抜し、本学において、スポーツによって培われた個性を伸ばし、広く社会に寄与しうる人間を育成することを目的とします。提出された書類に基づきスポーツ実績を評価するとともに、本学部で学ぶにあたっての基礎的・基本的な「知識・技能」と、「思考力・判断力・表現力」を小論文によって評価します。また面接審査において「主体性・多様性・協働性」を評価します。

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