キャンパス自立支援室

[ 編集者:関西学院大学       2016年11月16日 更新  ]

関西学院大学 総合支援センター キャンパス自立支援室

学生サービスセンター

 関西学院大学では、障がいのある学生が他の学生と同じようにキャンパスで学ぶことができるよう授業の情報保障(パソコンテイク/ノートテイク)や点訳などの修学支援を行っています。
 これらの支援は、多くの学生の活動によって支えられています。このホームページは、支援を必要とする学生、あるいは支援に参加しようとする学生に、関西学院大学が行っている「障がい学生修学支援」の内容を紹介するものです。

キャンパス自立支援室

 関西学院大学で学ぶ障がいのある学生への修学支援が円滑に行われるように、2006年4月に全学組織として教務部の中に〈キャンパス自立支援課〉が設置されました。西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパスに、それぞれコーディネーターを置き、各学部との連携のもとに1人ひとりの学生に必要な修学支援を考え、提供しています。
 また、バリアフリーに向けたキャンパスの整備、あるいは、教職員・学生への支援活動への理解や啓発などにも取り組んでいます。
 2011年4月より、「総合支援センターキャンパス自立支援室」へと組織変更いたしました。

支援の内容

 キャンパス自立支援室が提供する支援の内容を紹介します。支援については、学生の所属学部とキャンパス自立支援室が連携を取りながら進めます。
 この他にも本人との面談に基づいて可能な限り対応いたしますので、まずはご相談ください。

障がい学生への共通の支援

○個別相談
 障がいのある学生からの修学相談に応じます。

○学内設備の改善
 学内のバリアフリー化に向け、可能な限り改善を図ります。

○定期試験等の配慮の調整
 定期試験時、所属学部を通して試験時間の延長、別室受験等、必要な配慮調整を行います。

○授業担当教員への配慮事項の伝達
 障がい学生が授業時に必要とする配慮について、所属学部を通して授業担当教員に事前に伝達します。

聴覚障がい学生への支援

○ノートテイカー・パソコンテイカーの派遣
 講義の内容等を手書き・パソコンによって文字化して伝える、ノートテイカー・パソコンテイカーの派遣を行います。

○ビデオ教材の文字おこし・字幕挿入
 授業で用いられるビデオ教材の文字おこし・字幕の挿入を行います。

○手話通訳者の派遣
 障がい学生が必要とする場合、大学主催の講演会等への手話通訳者の派遣を行います。

○支援機器の利用
 電磁誘導ループシステムなど、大学にある支援機器を利用することができます。その他利用可能な機器については、お問い合わせください。

視覚障がい学生への支援

○教材の点訳、拡大
 教科書、配布資料、試験問題の拡大・点訳を行います。

○対面朗読
 書籍や資料を読み上げる対面朗読及びカセットへの吹込みを行います。

○支援機器の利用
 点字ソフト、点字プリンター、拡大読書機、情報の音声読み上げを行うソフトがインストールされたパソコンなど大学にある支援機器を利用することが出来ます。その他、利用可能な支援機器については、お問い合わせください。

肢体不自由学生への支援

○授業教室に関する調整
 授業教室への移動・教室の状態を考慮し、所属学部を通して授業教室の変更を行ったり、車椅子に乗ったままで利用出来るライフケアテーブルや、備え付けの机・椅子の取り外し等の支援を行います。

○ノート作成者の派遣
 筆記に時間がかかる又は困難な場合、ノート作成者の派遣を行います。

○その他学内での支援について
 上記以外の支援を必要とする場合はご相談ください。

発達障がい学生への支援

 修学相談・スケジュール管理・履修相談・授業中に生じた問題への対応・進路相談等、障がいの状況や困り具合に応じて個別に対応します。

上記以外の障がい学生も、支援を必要とする場合はご相談ください。

 

わたしたちが創るSupport(障がい学生修学支援活動)

学生サポートスタッフのさまざまな活動についてご紹介します。

まずは、学生たちが中心になって、神戸三田キャンパスのキャンパス自立支援室が制作した動画(字幕あり)をご覧ください。

主に聴覚障がい学生を支援するための「ノートテイク」や「映像教材字幕付け」、上下肢機能障がい学生への「ガイドヘルプ」の様子をご覧いただけます。
これらの支援制度を利用している学生や、支援に携わっている学生の声も紹介しています。

※こちらで紹介している支援の様子は、あくまで一例です。実際に提供する支援については、状況に応じて異なりますのでご了承ください。

『ゼミ内全体で支える新しい試み』

~意識によって授業は変わる~

担当指導教員のご理解と共に学ぶ仲間たちの意識で授業は変わる…“こうあったらいいかも”を実践したモデルケースとして、総合政策学部 山田孝子教授のゼミ内での支援体制を分かりやすく動画(字幕あり)でご紹介します。
次の2つのPointのもと、アクセシビリティに着目した『全体で支える支援』に取り組んでいただきました。

〇Point.1 ゼミ生全員をテイカーに養成
〇Point.2 グループディスカッションはチャット利用して進行

バリアフリーマップ作成チームの活躍

バリアフリーマップチーム活動の様子

2016年4月から、キャンパス自立支援室に集う利用学生と学生サポートスタッフがチームを作り、構内のバリアフリー環境や障がい物を調査しました。チームは3人~4人が1組となり、車椅子や目隠しをしながら、構内をくまなく移動し、スムーズに利用できる設備、困難になる部分等を詳細にチェック。その結果を「関西学院大学バリアフリーマップ」にまとめ、公開しています。(下記リンクをご参照ください)

何気ない段差や、今まで意識せずに利用していた出入口、お手洗い、いろいろなところに困難が潜んでいる可能性があります。マップ作りを通して、細やかな配慮の必要性を実感しました。
マップは完成することはありません。構内の様子は日々変わっていきます。バリアフリーマップ作成チームの活動はこれからも続きます。

関西学院大学バリアフリーマップ

関連ページへのリンク

支援の利用・申請

支援を利用したい場合

<問い合わせ・相談>
 支援を必要とする障がい学生は、所属する学部事務室かキャンパス自立支援室に問い合わせてください。

<面談>
 障がい学生、所属学部事務室担当者、キャンパス自立支援室スタッフの3者で面談を行い、必要な支援について話し合い、支援の内容・方向性を決定します。

支援活動に参加したい場合は

 ノートテイク、パソコンテイク、映像資料の文字おこし・字幕つけ、点訳、対面朗読などの支援に参加する学生スタッフを募集します。ただし、スタッフは関西学院大学に在籍する正規学生(学部生、大学院生)に限ります。
 応募した学生には、所定の養成講習を行い、講習終了後、スタッフとして登録、活動していただきます。支援スタッフにはその活動に応じて報酬を支払います。

 特にノートテイカー、パソコンテイカーを募集しています。
 ※ノートテイカー、パソコンテイカーとは、聴覚等に障がいのある学生に授業中に先生が話す内容やその場で起こっていること(学生の発言や教室内の状況)を要約筆記またはパソコンを使用して、文字にして通訳する人のことです。

支援活動に参加してみようと、関心のある方は、養成講座実施要領、ノート・パソコンテイカー募集要項をご確認の上、キャンパス自立支援室までお問い合わせください。みなさんの参加をお待ちしております。(テイカーの募集は例年春・秋学期開始前の3月、9月頃に行います)

問い合わせ

キャンパス自立支援室(西宮上ヶ原キャンパス)

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西宮上ヶ原キャンパスにあるキャンパス自立支援室の地図。学生サービスセンター1階。

キャンパス自立支援室(西宮上ヶ原キャンパス)

西宮上ヶ原キャンパス
学生サービスセンター1階
キャンパス自立支援室

TEL:0798-54-7034
FAX:0798-54-7044
MAIL:jiritsu-nuc@kwansei.ac.jp

キャンパス自立支援室(神戸三田キャンパス)

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神戸三田キャンパスにあるキャンパス自立支援室の地図。アカデミックコモンズ1階。

キャンパス自立支援室(神戸三田キャンパス)

神戸三田キャンパス
アカデミックコモンズ1階
キャンパス自立支援室

TEL:079-565-7903
FAX:079-565-7929
MAIL:jiritsu-ksc@kwansei.ac.jp

東日本大震災により被災した大学への支援について

 関西学院大学は、東日本大震災で被災した大学のうち、聴覚障がい学生に対する情報保障体制を整えることが困難な大学に対して、「モバイル型遠隔情報保障システム」を活用し、2011年5月10日~2012年1月31日の間、遠隔地からの情報保障支援を実施しました。
 このたびの震災に際して、PEPNet-Japan(日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク:事務局は筑波技術大学)に対し「被災した東北地区の聴覚障がい学生のために何か支援ができないか」という声が集まり、また、東北地区の大学の支援担当者から、通常の支援体制を整えるのが困難で、聴覚障がい学生の学業に支障を来すおそれがあるとの状況報告を受け、遠隔での情報保障支援の実施に至りました。
 「モバイル型遠隔情報保障システム」とは、2~3名の入力者が連携しながら話者の言葉を字幕化する「パソコンノートテイク」を、スマートフォン等に表示させるシステムです。入力者と利用者が離れた場所にいても情報保障できるのが特徴です。
 関学は、PEPNet-Japan連携大学である宮城教育大学に対して遠隔支援を行いました。宮城教育大学の教室内の音声を、携帯電話で字幕作成側の大学に送り、その音声を聞きながら字幕を作成します。作成した字幕はインターネットを介して、聴覚障がい学生が持っている端末(iPhoneやiPad)のウェブブラウザ上でリアルタイムに表示・更新されます。

 関西学院大学の支援学生の様子を動画でご覧ください。

諸機関との連携

日本学生支援機構 障害学生修学支援ネットワーク

 関西学院大学は、独立行政法人「日本学生支援機構」が運営する<障害学生修学支援ネットワーク>の、近畿地区の拠点校になっています。
 障害学生修学支援ネットワークは、障がいのある学生の修学支援を行う大学間の情報交換のためのネットワークです。関学は、ネットワークを通じて、各大学間で行う学生の支援に必要な情報交換の拠点として、高等教育機関における障がい学生の修学支援の整備充実に協力しています。

 障害学生修学支援ネットワークについては、次の日本学生支援機構のホームページをご覧ください。

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク

 関西学院大学は日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan; The Postsecondary Education Programs Network of Japan)の連携大学です。PEPNet-Japanは、筑波技術大学の呼びかけにより結成された高等教育機関間のネットワークで、これまでに聴覚障がい学生を受け入れ、積極的に支援を行ってきた連携大学・機関によって組織されています。関学は連携大学として、聴覚障がい学生に対する修学支援の充実・発信に取り組んでいます。

 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークについては、次のホームページをご覧ください。