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神学部長からのメッセージ~中道基夫教授~

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[ 編集者:神学部・神学研究科   2017年4月3日 更新  ]
中道基夫神学部長

中道基夫神学部長


ドイツの宣教学者ズンダーマイアー氏の「宗教は生きている」という言葉に感銘を受けたことがあります。宗教が生きている限り、宗教は硬直したものではなく、変化し続けていくということを語っています。

 関西学院大学神学部は、生きたキリスト教を学ぶことができる学部です。
 キリスト教は、歴史上の出来事や書物、過去の思想でもなければ、文化的な遺物でもありません。キリスト教はそういう世界の様々な文化や思想を生み出した歴史を持ちつつ、現代に生きている宗教です。そして、教会や様々なキリスト教関連事業と絶縁したところでキリスト教は存在しません。そういう生きたキリスト教を学び、研究するのが神学部です。





 教員は全て、その生きたキリスト教を信じる信徒であり、牧師であります。ただ単に宗教団体に属しているだけではなく、キリスト教を生きる人々です。教員は、現代に生きるキリスト教を未来にむかって育むために、宣教、聖書の新しい翻訳、新しい賛美歌集の編纂、新しい礼拝の形成、キリスト教社会福祉やキリスト教団体、キリスト教の立場から医療倫理に携わっています。神学部には、たくさんのクリスチャンの学生が学び、将来牧師やキリスト教の様々な現場で働くために研鑽を積んでいます。

 神学部では、キリスト教に関するあらゆる分野について学ぶことができると共に、チャペルにおいて賛美歌を歌い、祈り、聖書を読み、説教を聞き、自ら説教をなし、様々な礼拝形式も経験することができます。教会やキリスト教社会福祉事業とのパイプも太く、生きたキリスト教に出会う様々な機会を提供することができます。

 生きたキリスト教ということは、キリスト教も変化するということです。キリスト教という固定した教理や儀礼があって、それを修得することが神学ではありません。時代や地域の中で、様々な文化や思想、課題と出会う中で、キリスト教は変化しています。これまでの変化を研究することを通して、いったいこれからキリスト教はどのように変化するのか、変化しなければならないのかを考え、討論する場でもあります。そして、世界の様々な現場で多様な形で生きているキリスト教について学ぶこともあります。50年前のキリスト教と、現代のキリスト教を比べるだけでも、大きな変化があります。神学部では、そういうダイナミックなキリスト教に出会うことができます。

 生きたキリスト教ということは、必ずしも健康であるとは言えない面も持っているということです。生きている限り、弱くもなり、衰退し、また過ちを犯すこともあります。そういったマイナスの面をしっかり見据えた上で、そこからいかに再生していくのかを探っていく、それが生きたキリスト教の姿です。




 生きたキリスト教との出会いは、それに出会う人々の生き方を問うてきます。「あなたはどう生きますか」という問いに出会える神学部でありたいと願っています。

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