社会学部の理念・目的・教育目標(2015年度以前入学生)

[ 編集者:社会学部・社会学研究科        2016年3月1日   更新  ]

理念・目的・教育目標(2015年度以前入学生)

社会学部は、「真理はあなたたちを自由にする」(ヨハネによる福音書8章32節)という聖句を基本精神としながら、社会学を核にして現代社会を科学的に探求することを通じて、今日の社会に具体的な貢献をすることのできる人材を育成することをめざしている。
社会学は、人と人の関係、家族・学校・企業やさらには地域・国家といった集団と人の関係、そしてそれらの集団と集団間の関係のなかから生じるさまざまな事象に学際的にアプローチし、より理想的な社会のあり方を模索していく学問である。とりわけグローバル化や高度情報化が進み、流動化・多様化する現代社会を理解するためには、既存の研究領域にとらわれない幅広い知識に基づいた柔軟でバランスのとれた思考力、急速に進むグローバル化に対応する視点、現実社会との実践的な関わりに基づいた問題解決能力の養成が必要となる。
社会学科は、「メディア・表象系」(「メディア領域」「社会表象領域」)、「社会・共生系」(「グローバル社会領域」「現代社会学領域」「ソーシャル・ネットワーク領域」)、「人間・心理系」(「臨床社会領域」「社会心理領域」)の3系7領域を設けることによって、社会学を核としつつ、隣接諸学をも視野に入れた幅広い学習を可能とし、学生各自の個性と関心に応じた複合的な(多領域にわたる)学習環境を整備している。これにより、幅広い学際的な知識に基づいた柔軟でバランスのとれた思考力と優れた問題解決能力をもち、グローバル化した現代社会で活躍できる人材の育成を教育目的としている。
社会学科の具体的な教育目標としては、以下のものがあげられる。
1)広い視野と専門的な知識と実践力を身につけた人材を、金融・流通・製造業などの一般企業をはじめ、新聞・放送・広告・出版・通信などの情報メディア産業、公務員、教員、NPO・NGO、大学院進学など、多彩な分野に送り出す。
2)さまざまな社会問題の解決を図るための実証的な社会調査の方法を身につけ、全国的な学会認定資格である「社会調査士」の資格を取得する学生を輩出する。