在学生が語る「総政での学び」

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科      2016年9月2日   更新  ]

久木元 文香(Ayaka Kukimoto)

2016年3月 総合政策学科卒

(インタビュー内容は2016年3月現在のものです)

多角的視点から日本のエネルギー政策を考える。

久木元 文香

 私が所属する長峯純一先生のゼミは毎年、公共選択学会主催の研究発表会「学生の集い」に参加しています。私が参加したときのテーマは「日本のエネルギー政策」。私はエネルギーについて詳しく知らなかったので、発表ができるかどうか不安でしたが、ゼミのメンバーと一緒にさまざまな角度から調べているうちに、次第に面白くなり、チーム一丸となって優勝をめざしました。 高校までの勉強は決められた内容を覚えるものでしたが、総合政策学科の学びは世の中にある課題をどうすれば解決できるのかを考えるというもの。そのためには文献や資料を読み込み、解決策を考えるとともに、その解決策が根拠に基づくものかを説明できなければなりません。こうした学びの中で新たな気づきを得ています。例えば、今回のテーマのエネルギーに関して言えば、当初、私は「原子力発電所には良いところは一つもない」と思っていましたが、稼働を止めている現在の状態を維持することが技術的に難しく再稼働にも意味があることなど一面的な視点だけでは判断できないことを知りました。固定観念に縛られずに物事を考えることの大切さを実感しています。