[ 総合政策学部 ]建築士プログラム

2023年度入学生をもって建築士プログラムの登録を終了しました。

日本の都市デザイン、建築デザインはこれまで、工学部を中心とする理系出身の人材が担ってきました。

「人間と自然の共生、人間と人間の共生」をキーワードにかかげる総合政策学部では、文理融合の特徴を活かし、より快適で安全で美しい、持続可能な都市空間をもたらすために、一級建築士を養成するカリキュラム、「建築士プログラム」を編成しています。(定員60名)

建築士とは

建築士とは・・・

建築士とは、建築士法によって定められた国家資格で、建物の設計・工事監理等を行う技術者のことを言います。建築士には、一級建築士、二級建築士及び木造建築士の3種類があり、その資格によって設計監理できる建築物に違いがあります。

一級建築士は国土交通大臣の免許を受け、すべての建築物の設計および工事監理を行うことができます。
二級建築士は都道府県知事の免許を受けて、一定規模以下の木造の建築物および鉄筋コンクリート造などの建築物の設計、工事監理を行うことができます。
また、木造建築士は都道府県知事の免許を受け、木造建築物で延べ面積が300平方メートル以内、かつ2階以下の建築物を設計・工事監理することができます。

建設会社や住宅関連産業、不動産関連企業で活躍したい人にはおすすめの資格であり、将来まちづくりなどクリエイティブな仕事に従事したり、設計事務所を開業することも夢ではありません。本学部の「建築士プログラム」に登録の上、当該指定科目を修得して卒業した方は、一級建築士の場合は卒業後2年の実務経験を経て、二級建築士及び木造建築士の場合は実務経験がなくても、受験資格を有する者として認定されます。

受験資格取得に必要な科目

「建築士プログラム」へ登録が許可された者は下記の科目一覧表に示す通り、修得をおこなっていきます。
総合政策学部開講の指定科目より、修得すべき単位数合計を満たした者に対して、指定科目修得単位証明書が発行されます。
なお、修得すべき単位数は、建築士資格の種類(「一級建築士」・「二級建築士及び木造建築士」)、必要な実務経験年数によって異なります。

一級⑤建築士P受験資格取得に必要な科目(2017年度入学生~)PDFファイル [ 69.24KB ]

二級⑤建築士P受験資格取得に必要な科目(2017年度入学生~)PDFファイル [ 71.79KB ]

受験資格取得に必要な科目

登録申込者数が定員を超過した場合、選考となります。選考は上記に記載した「設計製図演習」「建築士プログラム登録用試験」の成績とGPAを所定の割合で加算して算出した総合点を基準とします。

「建築士プログラム」には、数多くの理系科目が含まれています。高校時代に、そのような授業を受けなかったと不安に感じる方もいると思いますが、その方々を対象とした科目「建築数理の基礎」を開講しています。

一級建築士プログラムについて よくある質問

一級建築士と二級建築士の違いは何ですか?

一級建築士受験資格取得を目指すカリキュラム

一級建築士は、国土交通大臣の免許を受け、学校や病院などの公共施設から高層ビルにいたるまで、まちの景観をつくり出すあらゆる建築物の設計や工事監理を行うことができます。二級建築士は、都道府県知事の免許を受けて、一定規模以下の木造の建築物および鉄筋コンクリート造などの建築物の設計、工事監理を行うことができます。

「建築士プログラム」は、一級建築士・二級建築士・木造建築士の受験資格を取得できるカリキュラムを編成しています。当該指定科目を修得して卒業した者は、一級建築士、二級建築士、木造建築士すべての場合で実務経験を要せずに受験資格を有する者として認定されます。

理系の知識がなくても取得できますか?

「建築材料学」や「建築構造力学I・II」など、理系の知識が要求される科目も一部含まれているため、数学や物理を避けて取得することはできません。ただし、1年次に「総合政策のための数学」や「建築数理の基礎」といった理系の知識を修得できる科目もあります。不安な方は履修をお勧めします。

卒業するための勉強に加えて、どのくらいの量の勉強が必要になりますか?

「建築士プログラム」の指定科目の一部は卒業に必要な単位に算入されますが、約30単位は算入されません。つまり、卒業に必要な単位とは別に資格取得のために指定科目を修得する必要があります。「建築士プログラム」は2年生からの登録になるため、1年生から卒業に必要な単位と資格取得に必要な単位の履修計画を考えることをお勧めします。

建築士プログラム修了者はどのようなところに就職しているのですか?

建築士プログラムでの学びを活かして就職する方や大学院へ進学する方もいます。
中には建築士プログラムとは直接関連のない他の業界へ就職する方もいます。
なお、不動産・建設業界などへ進んだ過去3年間の卒業生の主な就職先につきましては、以下の通りです。


〈2016年度~2018年度卒業生〉
㈱大林組、積水ハウス㈱、大和ハウス工業㈱、㈱アーネストワン、㈱一条工務店、タマホーム㈱、パナソニックホームズ㈱、戸田建設㈱、三井ホーム㈱、三井不動産リアルティ㈱、住友林業㈱、住友林業ホームテック㈱、西日本高速道路㈱、積水化学工業㈱、日揮㈱、日本総合住生活㈱、野村不動産パートナーズ㈱、㈱丹青社、㈱三栄建築設計、スウェーデンハウス㈱、パナソニックリフォーム㈱、㈱長谷工リフォーム、三井デザインテック㈱、大阪府住宅供給公社、㈱コーヨーテック、㈱IAO竹田設計、㈱J.フロント建装、セキスイハイム山陽㈱、リノべる㈱、大阪ガス都市開発㈱、㈱GA technologies、㈱和久環組、エスアールジータカミヤ㈱、大阪府・大阪市(建築職)、兵庫県(建築職)、今治市役所(建築系技術職)

順不同

建築士プログラム紹介ムービー