[ 国際学部 ]国際学部生 留学体験記

交換留学

池本 嶺さん

【留学先】 トリニティ大学(アメリカ)【留学期間】 2021年9月~2022年6月

池本 嶺さん ― 桐蔭高校 出身(和歌山県)―

 

多様な意見を吸収し自分の視野が広がった

自分にとっての充実した留学期間を考え、1年間の交換留学を選びました。トリニティ大学を志望したのは、リベラルで自由な校風に引かれたことや、興味のある分野の研究をされている教授がいたことなどからです。アメリカの大学で、ディスカッションベースの授業を通して多様な意見を吸収し、視野を広げたいと考えました。
留学生は各学期12単位を取らなければならず、平日も休日も各授業の予習・復習、課題に追われました。また、授業では複数回発言をしないと「積極的に参加していない」とみなされます。しかし、教授も真剣に向き合ってくださるので、頑張れば頑張るほど達成感がありました。
多くの人と交流する中で自分の考えはまだまだ甘いことを痛感しました。人の意見に冷静に耳を傾け、常に感謝の心を忘れない器の大きな人間になりたいです。

坂井 夕凪さん

【留学先】東国大学(韓国)【留学期間】2022年2月~6月

坂井 夕凪さん ― 葺合高校 出身(兵庫県)―

 

現地の先生に満点をもらいスピーキングに自信が持てた

学んできた韓国語を実際に使うことで自分の実力を試すとともに、より言語能力を向上させたいと考えて、ソウル中心地にある東国大学へ。印象に残っているのは、語学のスピーキングテストで満点をいただいたこと。担当の先生から「満点をあげた学生はあなたが初めて」と言っていただき、韓国語を話す ことへの恐怖感が薄れたように感じました。
また、韓国では日本に比べて自分の感情や思ったことを正直に話す方が良いとされる雰囲気がありました。会話の中で分からない単語が出てきたら「分からない」と言って教えてもらうなど、留学前よりも積極性が身に付きました。
帰国の日に韓国人の友人から長文のメッセージをもらったことも思い出深いです。外国で「友達」と言える人ができたのは誇らしく、もっと円滑にコミュニケーションを取れるようにスピーキング能力を向上させたいと思います。

オンライン交換留学



【留学先】 バーサ大学(フィンランド)【留学期間】 2021年8月~ 2022年1月

齊脇 萌夏(さいわき もえか)さん ―関西学院高等部 出身(兵庫県)―

 

オンライン交換留学だったからこそ巡り合えた「かけがえのない〇〇」

2020年秋学期出発予定だった私の交換留学は、「中止」からの「延期」からの「渡航禁止」という措置を受けました。どこにもぶつけられない腹立たしさの中、家の事情や遊びを我慢し獲得した留学権×奨学金(選抜型)を手放せず、オンライン受講を決意しました。その中で、少しでも英語を使う環境に身を置こうと、東京にある国際シェアハウスでの生活を始めました。 留学期間は、バーサ大学の4科目(同時双方向型)+関学の2科目(オンデマンド型)の計6科目を履修しました。時差が7時間あり、バーサ大学の講義は21時からの講義が多かったので、昼に両学校の課題をこなし、夕方ごろまで就職活動、夜に講義を受けて寝るというスケジュールでした。せわしい毎日でしたが、日本人が講義に居るからと日本の事例を講義に入れ込んでくださる教授や、ドラクエ大好きフィンランド学生などの影響で、前向きな気持ちで勉学に取り組めました。
シェアハウスでは、イタリア・ネパール・スイス・韓国など様々な国籍を持つ20人前後のメンバーと生活を共にしました。ドラマなのかと思うほどの恋愛修羅場や喧嘩があり、疲れた部分もありますが、そんな生活を共にしたからこその一生の仲間ができました。関西に帰ってきた今でも連絡を頻繁に取る第2の家族のような存在です。休日の彼らとの時間があったからこそ、毎日を乗り越えられたと確信しています。
イレギュラーが多い留学生活でしたが、オンラインだったからこそできた事、出会えた人など振り返ったときに得たモノの方が断然多いです。留学では、そのような「かけがえのない〇〇」に巡り合えます。是非、自由な時間の多い大学在学中に、留学に挑戦してほしいです。

短期留学

伊藤 嘉基さん

【留学先】西オーストラリア大学(オーストラリア)【留学期間】2022年8月~9月

伊藤 嘉基さん ―エスコラピオス学園海星高校 出身(三重県)―

 

積極的に交流を重ね短期集中で英語を学習

所属していたテニスサークルの活動と両立でき、かつ短期集中的に英語の学習が行えるため、短期留学を選びました。英語の授業は教科書の内容を基にグループディスカッションやライティングを中心としたもので、自分のレベルに合わせて進んでいくため、無理なく学べました。
留学中は極力、現地の人々と関わることを目標に、バーやパブへ行って交流しました。ホームステイ先で過去に受け入れてきた留学生たちが集まるホームパーティーが開かれ、さまざまな国の人と出会えたことも良い刺激になりました。
留学当初は期待とのギャップに落ち込んだ時もありましたが、友人たちとの相談を通じて気持ちを切り替えられ、内面的な成長にもつながったと思います。将来は企業に就職後、海外の大学院に進学したいと考えており、英語のスキルを磨くため、今度は長期留学に行きたいと思っています。

中期留学

河元 伽夏帆さん

【留学先】レスター大学(イギリス)【留学期間】2022年9月~12月

河元 伽夏帆さん ―広島なぎさ高校 出身(広島県)―

 

地域で異なる英語の発音にリスニング力が向上

就職活動を目前に控えた時期で不安もある中、自分を成長させる最適なタイミングだとポジティブに捉え、中期留学を決意しました。
アメリカの英語とは異なるイギリスの英語に慣れることを目標としていましたが、実際には発音だけでなく、そもそも単語が違うことに衝撃を受けました。また、ロンドンなどの南イングランドは発音が聞き取りやすく、北上するにつれて発音が変わる様も新鮮でした。
留学中は寮生活を通じて、日々の時間をバランスよく使えました。そこで、授業の課題以外に、英語の勉強をすることを習慣にしました。毎日続けることは難しかったですが、時間は自分でつくるものだと考え、勉強時間を確保する努力をしました。今後も、TOEIC900を目標に努力を続けていきたいです。

【留学先】台湾師範大学国語教学センター(台湾)【留学期間】2023年8月~ 2024年2月

島田 隼颯(しまだ はやて)さん ― 県立国際高等学校 出身(兵庫県)―

 

現地の友人とともに中国語で交流できる環境

台湾には親日家が多く、人柄も穏やかなため、困った時には勇気を出して中国語で伝えようとすると、周囲の人達はとても親切に対応してくれました。さらに台湾人は日本文化が好きな人も多いので円満な人間関係を築きやすく、現地の友達も沢山でき、一緒に言語交換をすることもできました。環境面では緯度が沖縄より南のため気候がよく、年中過ごしやすいです。治安も比較的良いほうです。
台湾の食べ物に関しては手軽に食べれる小吃、フルーツ、など魅力あふれる食べ物が多くあります。海外からチェーン展開している飲食店も多く、食事の選択肢も幅広いです。また、台湾の交通は安く、便利で、どこでもすぐ行くことができるので、沢山の場所に行って、現地の文化や中国語を学ぶことができます。
一方、台湾は親日地域というだけあって日本語を話せる人がかなり多く、さらに日本人も多いので、中国語の習得にはしっかりとした目的意識が必要です。台湾は食事の選択肢が多いですが、油っこい料理が多かったり、味付けや独特な香辛料がどうしても合わない人もいます。また、台湾小吃以外の日本料理を含む外国料理は、日本よりも高価格です。気候については湿気が高く、雨が比較的多いため、しっかりとした体調管理が必須です。台湾の交通に関しては安くて便利ですが、タクシーやバスも運転が荒いので、乗っていて、怖い時があります。さらに台湾は歩行者優先の概念があまりない為、道を渡る時は注意が必要です。
 

【留学先】延世大学韓国語学堂(韓国)【留学期間】2023年8月~ 2024年2月

姜 雅燕(かん あよん)さん ― 府立西高等学校 出身(大阪)―

 

手厚いサポートでオンもオフも楽しめる韓国留学

私は自身の韓国語能力を伸ばしたいと考え、このプログラムに参加しました。
延世大学語学堂では毎日4時間勉強します。最初の2時間は単語や文法の勉強をし、次の1時間でリスニング、リーディング、最後の1時間でスピーキング、ライティングの授業があります。授業内ではプレゼンテーションなどもする機会があります。また文化体験の授業などの行事も盛んです。先生たちが優しくサポートも手厚いので安心して学校に通うことができます。また学校が13時には終わるので友達と遊んだり、観光したりする時間もあり韓国生活を楽しむことができました。一方で、寮からの交通の便が悪いという欠点もあります。語学堂までは雨にもぬれず移動することが可能ですが寮の周りにはほとんど店がないです。バス停は近いですが地下鉄の駅は少し遠いのでそこが不便に感じました。また韓国は日本よりもカード社会でほとんどのお店でカードを使うことはできますがたまに持っていたカードが使えないということもあったのでブランドを変えて2枚くらい持っていくことをおすすめします。韓国人と関わる機会も自分から積極的に探していくことでより韓国語の能力が向上すると感じました。