学生レポート_森澤 光梨 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2016年7月5日   更新 ]
学生リポート

第8回 現役経済学部生からのメッセージ

森澤 光梨さん

森澤 光梨さん

【入学年月】  2014年4月
【名前】    森澤 光梨(モリサワ ヒカリ)
【出身高校名】 岡山白陵高等学校
【研究演習名】  野村 宗訓  教授
【所属団体】  学生団体InfiniteConnection
【活動の成果】
<団体>
・2013年6月 幼稚園建設費用150万円達成
・2014年6月 小学校建設費用300万円達成
・2014年9月 幼稚園開校
・2015年12月中学校建設費用(2教室分)400万円達成
<個人>
・公益財団法人三木瀧蔵奨学財団 優秀者(社会貢献)

「周りにいる人は、絶対に笑顔にさせる」- 森澤 光梨

その活動について教えてください

 学生団体InfiniteConnection(通称:インコネ)は、東南アジアにあるラオスという国に学校建設を中心とした教育支援を行っている団体です。学校建設だけでなく、様々なNPO・NGO様に協力していただき、絵本をラオス語に翻訳して贈ったり、手洗いや歯磨きなどといった体調を悪くして学校に通えない子どもたちが出ないように予防策を教えたり、道路整備などのプロジェクトを行っています。現在は、ラオス南部にあるノンテノイという村に支援を行っています。
 私自身は、団体内の運営部という部署のリーダーを務め、皆様からいただいた寄付金を管理したり、団体内のサポート、応援してくださった方々へ感謝を伝えるための活動報告会などを行ってきました。

ラオスの子どもたちとラジオ体操

ラオスの子どもたちとラジオ体操

やりがいや面白さは何ですか?

 やりがいは、「人からもらう言葉」だと私は感じます。次の項目にも書いていますが、現地の人と同じ方向を向いて、一緒に問題を解決していく過程で、「自分たちでこんなことに挑戦してみたんだ!」とか、毎回訪問するたびに、「よくきたなー!」「おかえり」と村人が言ってくれるのを聞いて、「頑張ってきてよかった。さらに頑張ろう!」などと思えてきます。
 また、やりがいを感じるのは、現地だけではありません。私たちの活動の理念の中に、「ボランティアの敷居を下げたい」という思いがあり、楽しみながら社会貢献をしてもらえるチャリティーイベントなども日本で開催していますが、そういう場でも、「ボランティアって自分にもできるんじゃないかと思えてきました!」とか「ちょっと世界に目を向けてみたいです」という声をもらうと、やってよかったなと毎回感じます。

その経験からどのようなことを学びましたか?

「大きなかぶ」の演劇

 学んだことが多すぎて、色々書きたいことはありますが、学んだ中から一番伝えたいことは、「ボランティアは、一方がもう一方に何かを与えるだけではない」ということです。ボランティアをしているというと、よく、「自分に利益なんかないのに、どうしてしているの?」と聞かれることがありますが、そんなことはありません。確かに、こちらから渡すもの贈るものの方が大きいかもしれません。けれど、現地の人と一緒に同じ問題を見て解決していこうと活動していると、現地の人たちの「どうにかしたい!」と考えて起こす行動、行くたびに「おかえり」といってくれる愛情、世界からみたらちっぽけかもしれませんが私たちにとって、とても特別なものを毎回もらいます。そのたびに、私たちも、「もっと頑張ってやるぞ!!」と思えてくるのです。力が出てくるのです。ボランティアは、そういう風に、お互いがお互いに支えあっているからこそできることなのです。

将来の夢は何ですか?

 漠然としているのですが、私が常に思っていること、考えていることは、「私と関わった人、周りにいる人は、絶対に笑顔にさせる」ということです。「この人といると何か面白いな」とか「この人といると、悲しいこと辛いことなんてどうだってよくなっちゃう」そんな風に思われる人になりたいなと思っています。どんな職に就くかは分かりませんが、直接人と関われる、面と向かって話を聞いたり話したりできる、そんな仕事について、自分の理想を追い求めていきたいと思います。

関学経済学部を志す高校生へのメッセージをお願いします!

 関学に入ったときは、「オシャレできらびやかな人が多くて…自分は場違いじゃないのか…」と思っていました。私のように自分に合っているのかどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。けれど、関学には色んな人が沢山います。勉強をがんばっている人、私のようにボランティアに力を入れている人、ダンスを極めている人、起業しようとしている人。本当に様々です。そして、そうした活動を応援してくださる人もたくさんいます。「大学生になったら、新しいことがしたい!」と思っている人がいたら、関学は、新しいことがいっぱいあって、それを応援してくれる環境があり最高です!

集合写真