国際社会貢献活動  髙濱 翔平 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2014年5月28日   更新 ]
高濱さん

  髙濱 翔平(たかはま しょうへい)
  (経済学部3年生)
  
  【派遣地】  
   インドネシア
  【派遣機関】
   Universitas Siswa Bangsa International 
  【プログラム】
   国際社会貢献活動プログラム
   (2013年9月~2014年2月)

派遣中の喜怒哀楽や困ったことは?

現地の方々と

英語を使ってのコミュニケーション、仕事を今までしたことなかったので最初は苦労しました。特に業務面では細部を確認する際英語がなかなか口から出てこなくてもどかしいことも多々ありました。途上国と知られるインドネシアですが、私が派遣された大学では教育科学に基づいた効率のよい教育を目指しており、工夫に富んだ教育方法を直に見ることができて刺激をうけることができました。また、生活面では多宗教国家というだけあって様々な宗教に触れられたことも貴重な経験の一つです。日本とは違って宗教が生活の一部として織り込まれていることを感じることができました。イスラム教のおかげでジャカルタでは豚肉は入手困難でお酒は高く、一人暮らしの身には少し厳しいものもありました。

派遣先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

派遣先の同僚と上司は全員英語が堪能であったため英語でコミュニケーションをとっていました。同じく派遣されていた経済学部の坂下さんの上司の方や一度日本に留学したことのある同僚には特に良くして頂き、夕食に呼んでいただいたり、観光地に連れて行ってもらうことがありました。また、毎週水曜日の業務終了後に学校の生徒、スタッフの有志でサッカーをする時間がありそこで一緒にサッカーをすることもコミュニケーションをとる手伝いになったと思います。途中から雨季に入り、雨でできない日もしばしばありましたが。

友人と

1週間の生活を簡単に教えてください。

SSB

月曜日から金曜日は8時から17時まで業務(休憩1時間含む)でした。残業は上司の方も絶対にしないので私たちインターン生も17時には家路についていました。帰ってからは英語や他の勉強をしていました。仕事の準備をするということはほとんどありません。金曜日の夜から日曜日にかけては同僚たちと食事に行ったり、ジャカルタ中に乱立しているショッピングモールを訪れたりしていました。

派遣に必要な準備は?

観光先にて

私は準備をうまくできたと思えないので、しておけばよかったと思うことを挙げさせて頂きます。
派遣国の宗教について調べること、交通機関を知っておくことは生活する上で役に立ちます。特に宗教におけるタブーは知っておくとよいかもしれません。また、日本の文化について知っておくことはコミュニケーションをとる際に役に立ちます。私はよく漫画や歌手について聞かれることがありました。派遣先の言語と日本と派遣国の関係の歴史を頭に入れておくとより有意義に過ごすことができると思います。
派遣先の職場の情報、自分が行うだろうとされる業務については細部まで確認する必要があります。

派遣を終え、得たものは?

日本では当たり前なことが、実は恵まれているということを痛感しました。穴があいている歩道や時間を守らない人々などには考えていたよりも多くの不便と慣れるまでの難しさが感じられました。そういうわけで、当たり前にあるものに感謝するようになったと思います。他には、インターンを通して仕事の基本である報告・連絡・相談や取り組み方を身につけることができたと思います。また、自分では認識していなかったのですが、前より喋るようになったと言われます。多くの人の前にしても普段の会話にしても口数が増えたといわれます。これからも自分の変化に気づかされることがあると嬉しいです。

 

帰国後、経験を生かしてやりたいことは?

インターン中は教育科学の分野に携わらせていただいたので、自分の学習にもそれを積極的に生かしていきたいです。それを自分の学習だけでなく人の学習にも影響を与えられるような取り組みも挑戦したいと考えています。また、自分の仕事のできなさ、能力のなさを何度も思い知ったので、それをばねにして自分をもっと磨いていきたいと思います。特にIT面と英語は本当にこれから仕事をしていくうえで重要になると実感しました。この一年でこれらの面を中心に向上できるようにしたいです。