学生レポート_森 華子さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2014年8月6日   更新  ]
学生リポート

第2回 現役経済学部生からのメッセージ

森華子さん

【入学年月】 2011年4月
【名前】 森 華子 (モリ ハナコ)
【出身高校名】 愛媛県立新居浜西高等学校
【研究演習名】 村田 治 教授
【所属団体】  WEST論文研究発表会実行委員会

「MSの制度を通じて知った、大学で学ぶ意味と面白さ」- 森 華子

今打ちこんでいる活動は何ですか?

複数分野専攻制度(MS)を利用し、商学部(マーケティングコース)でも体系立て学習しています。
※複数分野専攻制〔Multidisciplinary Studies(MS)〕:この制度は、他学部や学部以外のセンター等から提供されたプログラムのもと、学部の枠を越えた学問領域を学ぶことによって、幅広い知見と深い専門性を備えた学生を輩出するために設けられている。単なる他学部履修とは異なり一定の体系づけられたプログラムを履修することにより、1つの学部に所属しながら、あたかも2つの学部に所属しているような形で学ぶことができる。

その活動について教えてください

MSは、所属している学部の他にもう1つの学部でも体系立てて学習できる制度です。関学は、他学部履修などがしやすい環境ではあるものの、一部の講義はその学部の学生しか履修できないものもあります。しかし、MSを利用することで、MS先の学部生という資格を得られるため、履修できる講義の幅がより広がります。また、1学期間に履修可能な上限単位数も増え(通常は24単位で、MS生は30単位)、学業に打ち込みたいという人には最適な制度だと考えます。私は、2年生からMSを開始しました。履修する講義が増えるため、もちろん定期試験期間等は大変な面もあります。しかし、経済学と商学という関連している学部を選択しているため、学んだ知識が他方の学部で活かせる場合も多く、知識を蓄えていくことの面白さを楽しみながら、学業に励んでいます。

やりがいや面白さは何ですか?

MSの制度を通じて、大学で学ぶ意味や面白さを知ることができました。経済学部の講義は理論的な講義が多く、また1年生の頃はなかなか大学の講義にも慣れず、大学での学習に不安を抱えていました。しかし、商学部での他学部履修を通して、より実証的な学びをするためには、理論を習得していないと理解が進まないと感じ、苦手意識のあった理論的な講義にも積極的に取り組むようになりました。

また、基礎的なことを積み重ねていると、講義中に先生が言った専門用語や、新聞記事に出てくる難しい内容について「あ、なんかわかるぞ!」という瞬間に出会うようになり、少しずつ成長できていると実感できて、やりがいに繋がりました。

ゼミの仲間と

その経験からどのようなことを学びましたか?

MSを開始してから、知らなかったことを知る楽しみや、知識が増えていくことの面白さに気づき、大学の講義は難しいけど興味深いものだと思うようになりました。MS開始前の1年生のときよりも、MSをし始めてから、学業成績も向上しました。日々なんとなく履修する講義を選択して学ぶよりも、自ら積極的に様々な講義を受けてみて、面白そうだと思える講義を履修するようにしていたため、多くの講義も苦痛なものではなく楽しく取り組むことができました。決してよい成績を取るために学業に励んでいるわけではないのに、自分が面白いと取り組む中でよい成績結果が返ってくることは、物事に専念・努力することで成果に結びつくことを学びました。

ゼミの仲間と

将来に向けたビジョンを教えてください

来年から社会人となりますが、周囲の人やお客様から「わからないことはこの人に聞けば間違いない!」と思ってもらえるような、知識が豊富で安心感のある人になりたいなぁと思っています。

関学経済学部を志す高校生へのメッセージをお願いします!

私が高校生だったときには、まさかこのようなところに載るなんて夢にも思っていませんでした。決して私は、すごいことをしたわけでもないけど、地道に取り組んでいる姿をどこかで誰かが見てくれています。受験勉強など大変だと思いますが、努力した経験は必ず役に立つときが来ます。それを信じて頑張って下さい。応援しています。