留学中の学生インタビュー 山本 奈央 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2012年4月5日   更新 ]
山本さん

   山本 奈央
   (経済学部3回生)
   
   【留学先】 
    国立政治大学(台湾)
   【プログラム】
    交換留学(2011年9月~2012年6月)

留学中の喜怒哀楽や困ったことは?

友人3人と龍山寺へ

留学に来て1ヶ月経った頃に、全身にじんましんが出ました。日に日にひどくなるので病院に行くことに。当時、全くと言っていいほど、中国語も英語も話せなかったので、友人にお願いしてついてきてもらいました。日本語が話せる韓国人と中国語が話せる韓国人に協力してもらい、伝言ゲームのようにお医者さんと会話しました。結局、じんましんのはっきりとした原因は分からず、とりあえず薬をもらって事は治まりましたが、あのときは全身のかゆみで情緒不安定になり、ついてきてくれた友人の優しさが本当に嬉しかったです。
私は方向音痴なので、よく道に迷います。留学先でも一人で出かけるとよく迷うことがあるのですが、その度に現地の方に助けてもらいました。目的地の途中まで案内してくれたり、紙に書いて一生懸命説明してくれて、また分からなくなったら連絡しておいで、と言って電話番号を教えてくれたりと、たくさんの優しさに触れ、本当に温かい国だなと感じました。

留学先できた友人とどのようなコミュニケーションをとっていますか?

日本のマンガやアニメ、寿司など日本特有のものはすごく人気があります。私が知らないマニアックなことまで知っている友人もいて、日本文化に興味関心がある人が多いなと実感しています。よく日本の話題で盛り上がることがあります。
また、日本語と中国語の言語交換をしたり、テニスサークルに参加したり、夜市に行くこともあります。台湾では毎日三食外食でも日本ほど高くなく、寮にはキッチンがないということもあり、学校周辺に友人と一緒にご飯を食べに出かけることがほとんどです。

テニスサークルの仲間

1週間の生活を簡単に教えてください。

ハロウィン

【平日】
7時:起床
8時or9時~18時頃:授業・自主学習 → 夕食(外食) → 宿題、予習、復習、ネット、テニスなど
12時までに:就寝
【休日】
自主学習、言語交換、映画鑑賞、テニス、観光など

留学をするために大切な準備は?

風景色々

日本のことを知る! 台湾に留学していて、いろんな場面で「あー、もっと日本の知識があればな…」と思うことがよくあります。日本の歴史や経済、政治はもちろん、アニメやスポーツなど自国の事情を知っておくことは必要だと思います。あと、どんなに小さなことでもいいので、目標をもつことは大切です。なんでもいいです。必ず心の糧になるので、自分だけの目標を見つけてください。

留学で得たものは?帰国後は、その経験をどういかしたいですか?

仲良しの韓国人の友人と

>>友達。
留学中、本当にたくさんの人に出会いました。カフェで偶然出会った台湾人の学生と言語交換するようになり、クラスメイトと意気投合してよく遊びに行くようになりました。また、授業で知り合った先生とは、学期が終わってからも本当に色んな場面でお世話になっています。このような一期一会の縁は数えきれないほどあり、どれもかけがえのないものとなっています。
>>決断力。
今までは人任せにしていたことでも、自分自身で決断しなければいけないことが多くありました。乗り越えなければならない壁に立ちはだかった時でも、自分で判断して方法を考え一度決めたことは自己責任。何があってもやりきろうと決めていたので、やり抜く強さはついたと思います。

留学中に、関西学院大学のOBの方々とお会いする機会が何度かありました。今、台湾でご活躍されている関学OBの先輩方を目の当たりにし、また経験談を聞いて私自身も刺激を受けました。また、すごく輝いてもみえました。今まで日本以外へ目を向けたことがなかったのですが、初めて海外へ出てみて視野が広がり、私自身将来どんなかたちであれ中国語圏の国に関わっていきたいという漠然とした思いはあります。