2012.01.30.
「われら関学経済人」 杉原 俊彦 さん

【卒業年月】2009年3月
【名前】杉原 俊彦 (スギハラ トシヒコ)
【出身高校名】 大阪府立北野高等学校
【基礎演習名】 藤田 友尚 教授
【研究演習名】 桑原 秀史 教授
【勤務先】 三菱電機株式会社

※ 本ページの内容は2012年1月現在のものです。

これまでどんな仕事をしてきましたか?

2009年4月に入社し、関西支社総務部人事研修課に配属され、主に採用(大卒・高卒・経験者など)・研修(新入社員研修や異業種交流会等)・社員外従業員管理(主に派遣)を2011年9月まで担当していました。2011年10月からは総務課にて、福祉全般と社会貢献活動を担当しています。 現在までの仕事の中で最も印象に残っているのはやはり「採用」です。最初の2ヶ月は先輩の姿を見ながら教えてもらったり、学生対応がメインでしたが、徐々に担当としてスケジュール組みや面接官の手配から始まり、最終的には1年目のうちに関西地区事務系新卒採用の全体の企画・運営をしていました。採用では、将来会社を担う人材の発掘ですから非常に責任重要な業務であることを感じると共に、採用した学生が社会人となり活躍している姿を見ると言葉に代えがたいやりがいを感じます。また、母校の教壇で母校の学生に企業説明会ができるとは夢にも思っていなかったので、本当に貴重な経験をすることができました。

経済学部ではどんな学生でしたか?また、どんなことを学びましたか?

出身高校が「文武両道」をモットーとしており、自分自身も大学では「勉強もクラブもアルバイトも遊びも精一杯取り組む」ことを信念としていました。クラブの試合などで欠席しなければならないとき以外は、授業には積極的に参加していました。 経済学部では様々な授業を通じて社会の仕組みや法律など、私たちの生活に直結することを幅広く学ぶことができました。経済全般だけでなく、産業や流通、労働などに焦点を当てて経済を紐解いていく授業があり、多角的に経済を見て学ぶことができました。また、ゼミでのディベートを通じて、自分の置かれた立場を踏まえ、如何に相手を納得させるよう理論的に考えて話すかなどを学び、社会人となった今の自分自身に非常に役立っています。 一方、クラブでは体育会準硬式野球部に所属。毎日仲間と汗を流して練習に励んだこと、主将を経験できたこと、もう一歩で手の届かなかった全国制覇、三四郎杯の受賞など、かけがえのない経験ができ、一生の仲間を得ることができました。関学に、経済学部に入って良かったと心から思っています。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

「大学で学んだことは社会に出てから何の役にも立たない」という言葉を時折耳にすることがありますが、私はそうは思いません。大学で学んだ「内容」が直接役立つかどうかは人それぞれかもしれませんが、「取り組む姿勢や考え方、ものの見方など」の経験は必ず将来役に立ちますし、皆さんの武器になります。だから、単位取得のために取りやすい授業を選んで受けるのではなく、自分は何に興味があって何を学びたいのか、将来の目標に対してどういういったことが必要なのかなどをしっかり考えた上で、色々な授業を履修してほしいと思います。 また、大学生活が有意義なものになるかは自分次第です。流れに身を任せて4年間を過ごすのではなく、自分でしっかり目標設定をして、それに向けどうアプローチしていけば良いかを考え、能動的に活動しましょう。これは勉強はもちろんですが、勉強以外でも同じです。最後に、人との繋がりは大きな財産になります。大学には様々な人がいるので、枠にとらわれずにいろんな人と関わり、幅の広い豊かな人になってください!

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

経済学には私たちが社会で生きていく上で、重要なことをたくさん学ぶことができます。今まで何気なく見聞きしていた世界や日本の政治・経済動向が、経済の仕組みを知ることで、世の中の流れが分かり、日本が今どのような状態にあるのかなど身の回りで起きている事象に興味を持つことができます。ぜこのような動きになっているかを理解することができるとともに、自分の意見や考えを持つことができます。私自身、今まで以上に世の中に関心を持つことができました。また、経済学を中心に様々な科目があるので、総合的に学ぶことができるのも大きなポイントだと思います。先輩たちが築いてきた歴史と由緒ある「関学・経済」を皆さんが受け継ぎ、より一層光り輝かせてほしいと思います。私自身、大学での生活は本当に濃く、大学での経験がなければ今の自分はないと言えるほどです。本当に誇りに思える大学・学部です。皆さんも入学してたくさんの夢と可能性を追い求めてほしいと思います!