2011.10.15.
「われら関学経済人」 橋本 圭司 さん

【卒業年月】1999年3月
【名前】橋本 圭司 (ハシモト ケイジ)
【出身高校名】兵庫県立西宮南高等学校
【基礎演習名】河野 正道 教授
【研究演習名】野村 宗訓 教授
【勤務先】 株式会社阪急交通社  西日本メディア営業二部 海外営業一課

※ 本ページの内容は2011年11月現在のものです。

これまでどんな仕事をしてきましたか?

 入社して以来、海外旅行のメディア販売に携わってきました。これは、新聞やダイレクトメール、インターネット等の各媒体を通じて旅行を通販する部署で、ご存知の方もいるかも知れませんが「トラピックス」というブランドで販売しています。入社時は、アジア・中国方面の配属となり10年間企画担当し、2年前よりヨーロッパ方面を担当してます。企画担当とは、自分で考えたツアーを各媒体に掲載して旅行の募集を行い集客する仕事で、販売価格も含めたツアーのプランニングやパンフレット作成、募集媒体の決定、営業数字の管理まで全て行います。入社間もない頃からこれらの仕事を任されますので、とてもやりがいがありました(ツアーで発生したトラブルや苦情処理なども行いますのでそれなりに大変ではありますが…)。 現地視察を兼ねた出張も年に数回あり、海外渡航回数は48回、訪問国は32ヶ国となりました。2011年の4月から係長をさせて頂くことになり、今は部下が作るツアーのチェックと営業数字の管理が主な仕事で、中間管理職としての板挟みの日々が続いています(笑)

経済学部ではどんな学生でしたか?また、どんなことを学びましたか?

 大学時代はどちらかというと地味で真面目な感じだったと思います(笑)。普通にアルバイトをして学校近くの雀荘にこもっていた記憶があります。ただ3・4年生の時は沢木耕太郎氏の『深夜特急』に憧れ、ヨーロッパに1ヶ月ほどバックパッカーに行ってました。宿泊先のユースホステルなどで色々な国の人と交流し、心から旅って楽しいものだなぁと感じた記憶があります。この経験が就職先に旅行会社を選ぶことになったんでしょうね。3・4年生のゼミは、ちょうど野村先生の1期生のゼミで、他大学とのディベート大会や社会見学、ゼミ旅行など充実したゼミ活動が送れました。野村先生とは、卒業後もプライベート旅行の手配やエコノフォーラムの座談会など色々親しくさせて頂いてます。 大学時代で特にこれというのはないのですが、上記の経験等から、自分から動かないと何も手にすることはできないという当たり前のことを改めて学んだと思います。卒業して会社に入り、特に部下を持つようになった今思うのですが、主人公意識を持って自ら積極的に動こうとする人はとても頼もしく感じます。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 同級生の友人だけでなく、学内の先輩や後輩、教授、アルバイト先の社会人の方など、できるだけ色々な世代の人と関わりましょう。社会人になると横以上に縦のつながりが大切になってきます。在学中から幅広く交流を持ち、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけてください。社会人になっても在学中の人脈は意外なところで生きてきます。 もうひとつ、仕事でも遊びでも誘われたら極力誘いに乗っかりましょう。時には後悔するかもしれませんが、無理でない限りは誘いに乗って色んなことを経験してください。こういう誘いが後々人生にプラスに働くことはとても多いです。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

卒業してから改めて思うのですが、関学経済学部は本当に素晴らしい学部だと思います。熱心な先生が多く、人生で最も貴重で自由の利く大学生活を充実したものにするには、最高の環境だと思います。経済学というと難しいイメージがありますが、実際、私たちの日常生活に密接に関わる身近な学問です。とはいえ、私自身は学部というより関学に憧れて受験していて、いざ学部を決める際に経済学部が“関学の看板学部だよ”という話を聞いて素直にそのまま入学たのですが、卒業生となった今、その言葉にと間違いはなかったと自信を持って言えます。ただ、充実した学生生活を送れるかどうかは、皆さん自身の行動次第ということは忘れないでください。希望に満ちた大学生活があなたを待っています!