2016.05.20.
熊本地震現地報告会 教職員が益城町などの現状や課題を報告

 学生に対してボランティア活動のサポート等をするために今年度から活動を始めた関西学院大学の「ボランティア活動支援センター ヒューマンサービス支援室」が5月20日、熊本地震の現地報告会を実施しました。
 報告したのは、成安有希・ボランティアコーディネーターです。4月末から5月上旬に現地入りし、被害の大きい熊本県益城町をはじめ、西原村や熊本市内の様子、避難所の現状などを視察しました。
 成安・コーディネーターは、地震の被害や現地の様子を図や写真で解説。倒壊した家屋やひびの入った道路など、実際に見た光景を伝えました。現地で行った足湯のボランティアにも触れ、「被災者にリラックスしてもらうことはもちろん、足湯は気軽に現状や悩みなどを話してもらえる空気作りにもなります。また被災者同士やボランティアとの関係構築にもなり、人がつながりあえる良い効果を感じました」などと話しました。

 終盤には、現在、関学生ができることについて、「まずは関心を持ち続けることが大事。現状で行動に移す場合は、募金活動ができます」などと話しました。また「私は『ボランティアは人との出会いの入り口』という言葉が好きです。ボランティアと聞くと高いハードルをイメージする人もいますが、決してそうではありません。ボランティアすることで多くの出会いがあり、学ぶことは数えきれません。多くの学生さんが、やってみてイメージと違ったと満足してくれています。興味があれば、ぜひ最初の一歩を踏み出してください」などとメッセージを送りました。
 会場には約140人の学生が出席し、熱心に報告を聞いていました。