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教育の五本柱

2014年7月16日 更新

教育の五本柱

教育の五本柱

 中学部では、高等部、大学、大学院、専門職大学院まで続く一貫教育の礎として、キリスト教、読書、英語、体育、芸術の5つを柱に教育を行っています。
 この5本の柱は、国際社会で活躍できる人間を育てるために大切なもの。
一貫教育の中核を担う中学部では、特にていねいな指導を受けます。

1.キリスト教

関西学院精神 “Mastery for Service”

関西学院中高部の教育理念

関西学院中高部の教育理念

 創立以来、関西学院は、キリスト教主義を教育の中心に置いてきました。「神への畏敬の念」「隣人愛」「奉仕の心」を土台にして、人格の形成をめざしています。

 キリスト教主義教育の柱となるのが、毎朝の礼拝と、聖書の授業、そして生徒たちの自主的な祈りの会です。讃美歌を歌い、祈りをささげ、聖書の言葉を聞きます。一人ひとりが静かに自分の生き方を見つめ、「いかに生きるか」を真剣に学びます。

愛と奉仕の人間教育

クリスマス燭火賛美礼拝、生徒礼拝

クリスマス燭火賛美礼拝、生徒礼拝

 人を愛し人のためにつくす精神は、関西学院の歴史をつらぬいて流れています。愛と奉仕の心は実践してこそ本当の力になります。
 礼拝で大学の先生や先輩、そして社会で活躍されている様々な方から聞いた話に感動して、生徒たちの心にライフワークや志が刻み込まれることも珍しくありません。

 インドの農村に井戸や教科書を贈る運動もそのひとつです。あしなが学生募金への協力を訴える街頭活動や地域の掃除、献金も、生徒たちが自主的に行っています。
 若者の心に種をまく―私たちは生徒の気づきとめざめを大切にしています。

「あ・い・う・え・お」が合言葉

卒業生全員の名前が刻まれた銅板が並ぶ礼拝堂で<br />卒業生全員があなたの成長を見守っています。

卒業生全員の名前が刻まれた銅板が並ぶ礼拝堂で
卒業生全員があなたの成長を見守っています。

「あ」は挨拶。謙虚に心を開いて、話す人の目を見て大きな声で挨拶できる人。
「い」は祈り。神と出会い、自分を見つめ、世界の子どもたちの幸せを考える人。
「う」は歌声。讃美歌や校歌を大きな声で歌い、関西学院で学べることに誇りを持つ人。
「え」は笑顔。笑顔を絶やさず、素直な感謝の心でみんなに接する人。
「お」は思いやり。人の痛みがわかり、他者に優しく自分に厳しい人。

 ―そんな人が、将来必ず社会で大切にされ、世の中に貢献できる人になれると確信しています。そして、人が人らしく、人の生命を大切にする社会を築いていく、そのための役割を果たしてくれることを願っています。

2.読書

読書習慣をつけて豊かな心と知識を

中学部図書館には中学部生のみ利用する本が50,000冊

中学部図書館には中学部生のみ利用する本が50,000冊

 中学部は、大学・大学院に続く一貫教育の中核を担う3年間。学習・研究の基礎をかためる大切な時期です。そのために読書は必要不可欠です。中学部は学校をあげて、読書教育に力を入れています。
 中学部図書館では中学部生だけが利用する5万冊の本を備えています。大学図書館では140万冊の本も利用できます、中学部独自の「推薦図書リスト」は良書へと導きます。一人ひとりが記録する「読書ノート」は先生と心の交流の場になります。授業はじめの「10分間読書」や文芸コンクールもあります。
 まずは本を読む習慣をつけてください。豊かな心と知識はそこからはじまります。

社会で通用する学習・研究の方法

レポート作成に関わるサイクル

レポート作成に関わるサイクル

 週1回の読書科の授業では、学習・研究の方法も学びます。具体的には、図書館の利用、情報の獲得・整理・活用、表現の方法を習います。以上を生かしたレポート作成が適時求められます。各教科・各行事などで学び得た知識や経験と合わせることによって、生きた総合的な学習が完成します。

 社会に存在する人間として、豊かに生きるためには、問う、答える(調べる)、伝える、そしてさらに問うというサイクルが必要です。この読書科の授業を通じて、社会で適応する学習・研究の方法を体得してください。
図書館でレポート作成。様々な資料を参考にします。卒業レポートの発表、中学部図書館で静かなときを過ごします 。

図書館でレポート作成。様々な資料を参考にします。卒業レポートの発表、中学部図書館で静かなときを過ごします 。

3.英語

英語を学ぶ意義

英語を学ぶ意義一人ひとりの興味を引き出し、<br />英語力を伸ばします。

一人ひとりの興味を引き出し、
英語力を伸ばします。

 多くの人や情報が国境を越えて行き来する現代、英語の重要性はますます高まっています。海外で英語を使うのは当然ですが、日本にいても、インターネットで海外の情報を得たり、さまざまな国の人々と英語で意見を交わす機会が増えています。
 また、大学や大学院での研究の際にも、英語の論文を読んだり書いたりすることが当たり前になっています。英語を使用する能力は、これからの社会を豊かに生きる必須の条件になりつつあります。

英語の基礎知識の習得

ネイティブ教師とは<br />英語でコミュニケーションします。

ネイティブ教師とは
英語でコミュニケーションします。

 英語学習は最初が大切です。成功のカギは好きになること。そうすれば、語彙(単語や熟語)や文法(文章の組み立て方)が驚くほど速く頭の中に入ってきます。そして繰り返しの練習も欠かせません。たくさんの問題を解いたり、単語や英文を何回も読んだり書いたりして、反射的に英語が口をついて出るくらいまで練習を重ねる必要があります。

 中学部ではこの基礎知識習得の段階を大切にしており、徹底的な反復練習によって英語力の土台を築き上げます。また、それらの知識を英語の4技能に発展させる学習活動、例えば、コンピュータを使ったリーディングやLL教室でのリスニングの練習、ネイティブ教師の指導によるライティングやスピーキング活動を行ないます。これらの学習の成果は、実用英語検定試験の上位級(準2級や2級)取得やGTEC for Students(英語運用力テスト)の高得点となって現れています。

思考の組み立てと発信

アメリカの人々とe-mail交換

アメリカの人々とe-mail交換

 英語の知識が頭に入ったからといって、それがそのまま「使える」わけではありません。「使える」ようになるためには、「使う」練習を十分に行う必要があります。中学部では、様々な学習や経験から組み立てられた皆さん独自の思考を、それまでに学んだ語彙や文法の知識を使って英語で発信する機会を提供しています。
 3年生になると、毎週1本の英文レポートを作成してネイティブ教師の添削を受けたり、グループで行った調べ学習の結果を英語でプレゼンテーションする授業があります。また、英語弁論大会では、自分の考えを英語で主張します。

 関西学院は、創立以来、英語を使って国際社会で活躍できる人間の育成に力を注いできました。本気で学び、考え、そして訓練し、先輩たちに続いて皆さんが世の中に広く貢献する世界市民となることを願っています。

4.体育

たくましい体と強い精神力を養います

週4日、毎日3km以上を走ります

週4日、毎日3km以上を走ります

 泳げなくては、おぼれている人を助けることはできません。どんなに奉仕の思いに燃えていても、それでは役に立ちません。ただ単に健康の維持や体力の向上をはかるだけでなく、幸福で平和な社会を実現するための奉仕ができるたくましい体と精神を育てるのが中学部の体育です。

 中学時代は、成長の著しい時期です。この時期にしっかり運動しておくことが、より強い体と精神力づくりには欠かせません。

フェアプレーやチームプレーのすばらしさを

駆け足の記録を楽しみながらつけます

駆け足の記録を楽しみながらつけます

 力も強く、持久力もあり、柔軟性や器用さもある、総合的な体づくりをめざします。そのために、陸上競技・器械体操・球技・格技・水泳などいろいろな種目のスポーツを経験します。
 また、はげしい闘志をぶつけあいながらもお互いに信頼しあう、スポーツマンシップやフェアプレーのすばらしさ。自分を生かしながらチームのために貢献する、チームプレーの喜びを体で味わってほしいと願っています。

週4日の駆け足、そして水泳特訓

 ねばり強い足腰と精神力を養うため、全員で週4日、毎日3km以上の駆け足を行っています。最初は1km、2kmしか走れなくてもかまいません。やがて、持久力もつき、運動能力もアップします。
 走行距離は、3年間で1人平均900kmに達します。水泳は1年生の水泳教室(水泳部OBの大学生が指導)、2年生の水泳特訓(3年生の水泳部員が指導)を行ない、青島キャンプでは1kmの遠泳を全員がクリアできるようになります。
 こうして、スポーツを愛する関西学院の伝統の中で、マスタリー・フォア・サービスを実践できる強い精神と体をそなえた人に育っていくことでしょう。
水泳教室、武庫川で行われるマラソン大会、体育大会

水泳教室、武庫川で行われるマラソン大会、体育大会

5.芸術

豊かな感性を育てます

油絵を楽しむ

油絵を楽しむ

 相対性理論の発見で有名なアインシュタイン博士は、モーツァルトの音楽の深い理解者でした。彼は「心の安らぎではなく、科学に対する姿勢をモーツァルトの音楽から与えられた」と語っています。
 芸術教育は、単に音楽や絵の技術を習得するためのものではありません。いろいろなことに感動できる豊かな心をはぐくみ、誰も見たことのない新しい世界を切り開いていく創造力を身につけてほしいと願っています。

感動する心を大切に

合唱コンクール

合唱コンクール

 礼拝で讃美歌を歌うのも、大切な音楽活動のひとつです。中学部を訪れた方はその歌声の大きさに皆さん驚かれ、「日本一の歌声」とたたえてくださいます。
 合唱コンクールが近づいてくると歌声が廊下から流れてきます。本気で歌うことは気持ちのよいものです。
 楽器の演奏は、音楽に感動するよい手段です。自分で聞いて感動した気持ちを自分の演奏に込めて、相手に伝えることができれば、どんなにすばらしいことでしょう。
 静かに耳をすまして心をすべて音楽に向けると、音楽は人間の生き方を教えてくれます。音が心の中に何かをわきあがらせます。それが感動となって私たちの心をゆさぶるのです。

眠れる才能に光をあてよう

 一枚の絵は、多くの言葉を使っても言い表せないことがらを、一瞬にして伝えることができます。しかも、どの国の人にも通じる国際語でもあります。最も大切なのはオリジナリティーです。アイデアスケッチをたくさん描き、自分らしい表現に仕上げていきます。

 文化祭の演劇コンクールは、3年生のクラス対抗です。それぞれがアイデアを凝らし、本気で取り組みます。これがきっかけで演劇にめざめる生徒もいます。自分の居場所を見つけること、それが認められる喜び、生きる自信を育てます。
演劇コンクール、吹奏楽部の演奏、美術部の作品制作

演劇コンクール、吹奏楽部の演奏、美術部の作品制作