4.チョコっと正規分布
ところで,前章で出てきました 正規分布 についてお話しておきましょう。
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で与えられます。
そこで,まず,正規分布の平均 E[X]=μ と,V[X]=σ2 を求めてみましょう。ここは,積分が出てきます。苦手だという方はとばして,最後の結果だけ覚えておきましょう。ここをクリックすると飛びます。

となります。次に,分散を求めてみましょう。

すなわち,正規分布の密度関数
の平均 E[X]=0,分散 V[X]=1 であることが分かります。このような正規分布 normal distribution の頭文字を取って N(0,12) と書きます。
次に,確率変数 X が N(0,12) に従うとき,新しい確率変数 U=σX+μ を考えます。すると,
となります。一方,上の変換により,確率変数 Uの確率密度関数 g(u) は,x=(u-μ)/σ,|dx/du|=1 なので,

となります。これは,平均 μ,分散 σ にもつ確率変数 U の確率密度関数 g(u) となります。このとき,確率変数 U は,N(μ,σ2) に従うと言います。
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のようなグラフで,x軸とこの曲線で囲まれた部分の面積は,積分して求めますと 1 となっています。
さて,今まで,皆さんの多くの方が疑問に思っておられると思います。
積分と言っても,大変です。そこで,このような場合,すでに正規分布表として計算機で求められています。今回,その積分していくシュミレーションを作りましたので,それを用いて,実際に面積を求めることにしましょう。
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練習問題1 確率変数 X が標準正規分布 N(0,12) に従うとき,次の確率を求めよ。 |
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の分布 N(0,12) から求めることができます。
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標準正規分布 N(μ,σ2) |
変 換 |
正規分布 N(0,12) |
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とにかくどのように利用するか例題で示すことにしましょう。
例題2 U が正規分布 N(3,52) に従うとき,確率 P(U≦7) ,P(2≦U≦5)を求めよ。
[解答] 平均 μ=3,分散 σ2=52 なので,X=(U-3)/5 として,標準正規分布へ変換します。すると,
として,求めることができます。
例題3 アメリカのある大学の男子学生 8000 人の身長の分布は,平均 175.26cm ,標準偏差 7.62cm の正規分布に従うとする。その時,
[解答] U が正規分布 N(175.26,7.622) に従うとする。x=(u-175.26)/7.62 によって変換する。
(1) P(U≧182.22)=P(X≧0.913)=0.5-0.319=0.181 となる。したがって,18.1%.ゆえに,8000×0.181=1448 (人)となる。
(2) P(U≦150)=P(X≦-3.315)=0.5-0.49954=0.00046 となる。したがって,0.46% で,8000×0.46=3.68 (人)となる。
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練習問題3 ある 200 点満点の模擬テストを 5000人 に行い,平均 123.5点,標準偏差 21.3点 を得た。このとき, |
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