§4 指数関数と対数関数
 
1.指数の拡張(1)
 
 今,簡単な計算ですが 10 を 8 回掛ける計算をすることを考えましょう。これは,式で書きますと,

となります。このように,多くの 0 が並びますと,とても見づらく感じます。そこで生まれたのが,次に挙げる 指数 という考え方と表現方法です。

 

銀河鉄道 93


光年とは,光が1年間かかって進む距離で,
0.946×1013 km です。


 一般に,

 すなわち,

となります。このとき, an を a の 累乗 といい,n を累乗の 指数 といいます。
 
 このように定義すると,次のような性質が成り立ちます。

 以上まとめると,次のようになります。

 

指数法則

1.am・an = am+n  2.(am)n = am・n  3.(ab)n = an・bn


 1と2は,特に注意しておきましょう。この間違いが多く見られます。この指数法則は,指数関数の基礎となりますから,しっかりと理解しておいて下さい。では,練習問題で確認しておくことにします。
 

練習問題1 次の式を簡単にせよ。
 

(1) 23×4×8 

(2) 273×9×32 

(3) (a3・b4)2・(a・b3)4



 
 ここまで,指数 m,n を正の整数としていましたが,これを,次の章で,

へと拡張していくことにしましょう。