§4 指数関数と対数関数
4.指数関数とそのグラフ
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以上が,指数関数のグラフの特徴です。次に,これらのことを用いて,応用問題にチャレンジしてみます。今のうちに,もう一度見直しておくことにしましょう。
では,まず,y=ax のグラフの値域が正である性質,つまり,性質1を利用する例題に挑戦してみましょう。
例題1 次の方程式を解け。(次のような方程式を指数方程式と呼びます。)

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このことより,t=-1,9 となります。ところが,t>0 なので,t=9 となり,よって,3x=32 .ゆえに,x=2 となります。
(2) (1)と同様に考えます。t=2x とおきます。すると与式は,

このことより,t=1,4 となります。このとき,ともに,t>0 を満たすので,t=1,4.よって,2x=1 のとき,x=0,また 2x=4 のとき x=2 となります。
練習問題1 次の方程式を解け。
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次に,単調に増加・減少するという性質2を,不等式へ利用してみることにしましょう。
例題2 次の不等式を解け。(次のような不等式を指数不等式と呼びます。)

[解答]
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であることに注意すると,
であり,単調に増加する関数なので,指数に着目すると,x > -3 となります。
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であることに注意すると,
であり,単調に増加する関数なので,指数に着目すると,2x > -3 となります。つまり,x > -1.5 となります。
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を考えます。この関数のグラフは,左図のようになります。また,
であることに注意すると,
≧ 21.5
であり,単調に減少する関数なので,指数に着目すると,x ≦ -1.5 となります。
(3)が少しややこしいですが,不等号の向きに注意して,よく考えてみて下さい。
練習問題2 次の不等式を解け。
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最後に大きさ比べを紹介しておきます。どの値が大きか,調べることにしましょう。もう少しですから,続けて行ないましょう。がんばって!!。
例題3 次の各組の数の大小を調べよ。

[解答](1) まず,それぞれの数を指数の形で表すと,
となります。関数 y=2x を考えますと,これは,単調な増加関数なので,指数が大きくなればなるほど,y の値は増加します。したがって,指数の大きさを比較しますと,
となるので,
となります。
(2) (1)同様に,それぞれの数を指数の形で表すと,
となります。このようなとき,底が異なりますから,簡単に比較することができません。したがって,このようなとき,指数の分数の分母をなくすため,各数を6乗してやります。すると,
となります。つまり,23, 32, 6 となり,比較することが可能になります(6乗というのは,指数の分数の分母の最小公倍数となっているのです)。つまり,6<8<9 となるので,
となります。
では,このことに関する練習問題で締めくくることにしましょう。
練習問題3 次の各組の数の大小を調べよ。
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いかがでしたか? 最後は,なんだかややこしくなってきたみたいですが,よーく考えてみるとそんなに多くの性質を利用しているのではないことに気がつきます。落ち着いて考えてみて下さい。