§3 積分法

6.定積分(図形的イメージ)
 ここでは,∫(インテグラル),dx にはどのような意味があるか 考えることにしましょう。そこで,もう一度,定積分が面積であ

図1


ることを思い出して下さい。それを図形的に考えていきます。
 図1を見て下さい。区間[a,b]で連続な関数 y=f(x) (f(x)0) と x 軸および2直線 x=a,x=b とが囲む面積 S を求めることを考えます。

 そこで,まず,区間[a,b]を n 等分し,分点を小さい方から順に,
x1,x2,x3,・・・・,xn-1 とし,

とすると,図1の n 個の細長い長方形の面積の和は,

で表される。ここで,n を限りなく大きくしたときの値が S とな

図2



ります。そのときの区間を dx と書きます。また,その区間の面積は f(x)dx となります。

 これを式で表すと,

となります。このことから,

を表し,

ことを表しています。微小区間 f(x)dx 足しあわせていきなさい,ということを意味しています。
 
 では,このようなことがらを頭にイメージして,もう一度定積分の問題に取り組むことにしましょう。

練習問題1 y=(x-α)(x-β) と x 軸で囲まれた部分の面積 S を求めよ。  

練習問題2 次の曲線と直線とで囲まれた部分の面積 S を求めよ。

 次の章は,数学Uの範囲を超える回転体の体積ですが,興味ある方は,チャレンジしてみて下さい。