[ 編集者:教務部 ]
関西学院大学では、これまで一貫して教育の質的向上と改善に取り組んできました。その中核となるFD(Faculty Development)は「教員が授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取り組みの総称」とされ、その実施は大学設置基準において2008年4月から義務化されましたが、本学ではそれ以前から、すでに様々なFD活動を行なっています。また2009年度を起点として策定された「関西学院新基本構想」においても、「教育の質の保証」を最重点課題の一つとしており、今後も全学をあげて教育の改善に取り組んでいきます。
<第1部> 基調講演
「これからの学士課程教育-大学に何が求められているのか-」
(講師:義本博司 文部科学省大学振興課長)
<第2部> 報告とディスカッション
「学士課程教育の国際動向」
川嶋太津夫 神戸大学教育推進機構教授
「教育パラダイムから学習パラダイムへ」
西之園晴夫 NPO法人学習開発研究所代表
「私は大学に何を求めるか」
西和彦 須磨学園学園長
「関西学院大学における取り組みと課題」
浅野考平 関西学院大学副学長
今変革が求められている学士課程教育に関して、文部科学省の義本大学振興課長に基調講演をいただき、パネルディスカッションでは、これまでのFD活動を新しい大学改革の動きの中でどう位置づけるのか、学位が保証する能力・「学士力」はどうあるべきか。それを具体化し、実践していく際の理念的、技術的な問題点等について、それぞれの立場から議論した。
第1部では同志社女子大学教授の大嶽秀夫先生に「石原都政による大学改革」という表題で、また岡山大学教授の谷聖美先生に「高等教育改革の理念型としてのアメリカの大学」という表題でご講演いただいた。第2部では大嶽先生、谷先生をパネリストに「高等教育政策と日本の大学の生存戦略」をテーマにパネルディスカッションを開いた。
学生からみた授業のあり方とは、理想的な授業とはどういうものか、学生は本当に勉強しているのか、授業中静かにしていますか、という教員の視点。2005年度から実施する授業評価を控え、学生と教員とが一緒になってよりよい授業を作っていくために、両者が真剣に忌憚のない本音で議論した。
メディア教育開発センターの吉田文先生をお迎えし、各大学が取り組んでいるFD、授業評価、授業改善等日本におけるFDの現状、問題点、そして今後の課題についてアメリカの事例もまじえてご講演いただいた。
『成長するティップス先生』の著者である池田輝政先生をお迎えし、FDの定義、FDの手本、池田先生ご自身のFD論、FDの効果についてご講演いただいた。
授業中の私語が多い、何とか注意してほしい。教員の力だけではなく学生もいい授業をするため協力してほしい。学生の本音、教員の本音。授業改善の方策を模索するために現役学生と教員がシンポジウムを開催した。
近年大学教育をめぐる諸問題の中で大学そのもののあり方について真剣な討議が必要である。関西学院大学総合教育研究室においては、授業評価などを通して授業改善等の検討をしている。この問題は21世紀に向けて大学教育における改革の一つになるだろう。大学教育の諸問題について考察するため苅谷剛彦先生をお迎えし講演会を開催した。